
カメラと本体を分離させたセパレートタイプ。いずれも小型で、カメラはフロントガラスに取り付けても、すっきりした前方視界を確保できる。また本体はオーディオ電源に接続するため、配線の引き回しやシガーソケットを必要としない。


撮像素子は207万画素 CMOS で、フル HD(1,920×1,080ドット)、27.5fps での録画が可能。エンジン始動時に自動で録画を始めるほか、衝撃を感知すると映像を自動保存し、エンジンを切った後も振動があると撮影を再開する。一般的なドラレコの機能はひととおり網羅している。
一方、ディスプレイなどは備えていない。本体には操作ボタンがついているが、このドラレコではむしろ、パイオニア製カーナビ「楽ナビ」と連携することでカーナビ側から操作できる点が大きな特徴となっている。


同社が「ドライブレコーダーリンク」と呼ぶ機能により、マニュアル録画の開始やドライブレコーダの各種設定をカーナビの画面から行える。また映像を確認したい場合も、カーナビの画面に表示できる。これに加えカーナビから日時、緯度経度、速度、方位角を取得し、GPS のみではないより精度の高い情報を記録できる。
さらに楽ナビ以外のパイオニア製カーナビとも接続できる。ミニピンジャック映像入力対応の AV メインユニットや、サイバーナビなどだ。
ND-DVR1 の希望小売価格は2万円(税別)。なお、記事中の画像はいずれもパイオニアから提供を受けた。同社によると、製品の写真や取り付け例はあくまで撮影用のもの。実際の機能や画面、外観、仕様はまだ開発中の部分があり、最終的な完成版とは異なる場合があるとのこと。3月の販売開始が待たれるところだ。