いよいよ始まった「さっぽろ雪まつり」。北海道の冬を彩る祭典に、札幌は街をあげてさまざまな催しを行っている。現地を訪れるならぜひ乗りたいのが市交通局が運行する市電(路面電車)「雪ミク列車」だ。


雪ミクは、コンピュータ上で人間のように歌わせられる「VOCALOID(ボーカロイド)」の中でも特に人気の高い「初音ミク」の雪像をもとに生まれた、冬の北海道を応援するキャラクタ。


今シーズンは2014年11月から、「市電の会」とクリプトン・フューチャー・メディアが協力して雪ミク電車を運行している。新たなラッピングは「雪ミク×植物」。車内では、車内広告部分に、雪ミクのイラストやポスターなどを掲出。車内放送は、通常車両の音声に替えて、初音ミクの声優である藤田咲さんの音声が流れる。


運行情報は、市交通局の Web サイトで確認できる。

ちなみに市交通局ではほかにも、2月7日、8日、11日12時~16時に、雪まつりに合わせ、 地下鉄「栄町駅」を利用する人のための暖かい休憩スペースを用意する。ここでは、多くの旅行者に日本文化に触れて楽しんでもらうことを目的に、茶会と三味線、琵琶の演奏を組み合わせる「茶心弦」のイベントなども実施予定。

これに加え栄町駅は、写真撮影コーナー、横断幕とフラッグの掲出など、普段見ることのできない内装、装飾を施しているそう。