本田技研工業(ホンダ)の米国法人から SUV 「Pilot(パイロット)」の3代目モデルが発表された。堂々とした雰囲気が出るよう工夫したフォルムと、3.5L 直噴 SOHC i-VTEC V 型6気筒エンジンが特徴だ。


エクステリアはモダンを意識しつつ、威厳あるデザインを意識しており、LED ヘッドライトや LED リアコンビネーションランプ、20インチアルミホイール、パノラミックルーフなどでそれを際立たせている。




インテリアはキャビンに採用したソフトタッチな素材や LED ルームランプにより、プレミアムな質感を出したという。これに加えてシートヒータや、3列目シートへのアクセスを容易にする2列目キャプテンシートを設定し、快適性を高めている。

また USB ポート、AUX、HDMI やヘッドホンなど豊富な入力端子と、12V と115V の電源も備えている。スマートフォンやタブレットなどを車内でストレスなく使えるという。8型のタッチスクリーン式ディスプレイオーディオも搭載する。

これに加え従来モデルに比べて全長を約8cm 延長し、カーゴスペースを拡大している。ワンタッチのボタン操作でスライドやチルトを可能にするウォークイン機構を備えた2列目シートを採用し、3列目シートへの乗降性を向上した。車重も従来モデルに比べ約130kg 軽量化している。

エンジンは、アイドリングストップ機構を備えるなど環境配慮も行っている。トランスミッションは6速オートマチックに加え、上級グレードには9速オートマチックを採用。ダイレクトなレスポンスと高い燃費性能を両立させたとする。FF 形式に加え、走破性に優れた新開発の AWD 形式を設定。静粛性能も特徴だ。

安全装備としては、ミリ波レーダと単眼カメラによる高精度な検知機能を備えた「Honda SENSING」を採用する。