滋賀県は琵琶湖の北岸、海津大崎から大浦にかけての一帯は、春に「桜の回廊」となり、4月になれば満開の花を船の上から眺めるツアーが毎年運航される。


海津大崎のあたりは人呼んで「奥琵琶湖」。湖岸の出入りが多く、山が湖面の近くにまで突き出ている。特に海津大崎の桜は琵琶湖八景にうたわれる名所。一方海津大崎に連なる大浦の一帯も鮮やかに花咲くが、こちらは樹齢40~45年の若桜で、まだその美しさをあまり知られていない景色だとか。 



琵琶湖で遊覧船を運航するレークウエスト観光は、この季節「お花見船」を出す。JR 湖西線の永原駅にほど近い大浦漁港から、40人乗りの「リバーワンダラー」が4月4~19日、10時~14時30分のあいだ、1回1時間1日4便を計画している。桜のほかに、霊場として知られる竹生島も船上から臨める。


運賃は大人(中学生以上)3,000円、小学生1,500円、幼児は無料だそう。

ちなみに奥琵琶湖岸はドライブコースでもある。クルマで大浦漁港に向かう場合は、京都方面からの場合、湖西道路比良ランプから国道161号線「野口」信号右折/ 国道303号線「永原」信号右折、名古屋方面の場合は北陸自動車道木之本 IC から国道161号線「塩津」信号左折/国道303号線「大浦口」左折となっている。


なお、海津大崎の桜回廊に向かう船は大浦漁港のほかにも、今津港などいくつかある。詳細はびわ湖高島観光協会の Web サイトなどで確認されたい。