秋から冬に雲の上に浮かぶように見えることから、天空の城とも呼ばれる兵庫県の「竹田城跡」。この地を春にも楽しんでもらいたいと、JR 西日本のラッピング列車が内装を一新し、美しい景色を望める窓向きの座席や木目調の床張りを備えて3月20日から再び運行する。

内装イメージ、木目張りの床や窓を望める座席が特徴だ
内装イメージ、木目張りの床や窓を望める座席が特徴だ

すっかり世に知られるようになった兵庫県朝来市の史跡、竹田城跡。かつては虎臥城との名もあり、武将が血で血を洗う戦の舞台だったが、今や「恋人の聖地」としてカップルも訪れる観光地だ。

秋から冬にかけてのよく晴れた早朝に朝霧が発生しやすく、雲海に包まれた姿は多くの人を引きつけるが、春には樹齢300年以上ともされる桜が咲き、眼下の街並と合わせて景観を作る。

JR 西日本は2014年から「天空の城 竹田城跡号」というラッピング列車を運行してきたが、今回は内装を一新。床を木目調とし、窓向きの座席をしつらえたうえ、さまざまな観光映像を紹介するモニタも配置し、旅の雰囲気を盛り上げる工夫を施す。全席自由席で、気軽に乗れるという。6月30日までのあいだ、毎日、上り下り1本ずつを運転する。

「竹田城跡号」外観
「竹田城跡号」外観

上りは和田山駅を10時26分に出発し、10時33分に竹田駅に停車する。下りは14時5分に寺前駅を出て、14時48分に竹田駅に停まる。


また大阪駅発の特急「はまかぜ号」も3月20日から6月末まで竹田駅に停車する。上り下り2本ずつで、上りは大阪駅を9時38分に出発して11時43分に竹田駅に停まる列車と、12時22分に大阪駅を出て、14時22分に竹田駅に停まる列車がある。下りは15時5分に竹田駅を出て、17時5分に大阪駅に着く便と、18時2分に竹田駅を出て、20時5分に大阪駅に着く列車がある。


ちなみに竹田駅からは全但バスの運行する「天空バス」が竹田城跡まで毎日運行している。

なお、先述の通り朝霧が発生しやすい時期は秋から冬の早朝なので、これらの列車の運行スケジュールとは一致しない。詳しくは朝来市 の Web サイト で気象条件の目安を確認して欲しい。