ソリは、多くのスキー場で“子供の遊び”と考えられている。その最大の理由は、スピードがでないためだ。

だが、欧州では徐々に“大人も楽しめる”ものになりつつある。その理由は、安全に速いスピードを出せるソリが登場しつつあるため。「Zibock」も、そんなソリの1つだ。


「Zibock」で、大人のソリ遊び
「Zibock」で、大人のソリ遊び

「Zibock」は、通常のスキーよりも丈が短めのクロスカントリースキー。山岳地などでの移動に利用できる。

通常は、クロスカントリースキーとして利用できる
通常は、クロスカントリースキーとして利用できる

山頂などに到着したあとは、スキー板二枚を重ね、ハンドルやシートなどを取り付け。ソリとして利用が可能だ。

スキー板を二枚重ね
スキー板を二枚重ね

ハンドルとシートを取り付ければ、ソリに!
ハンドルとシートを取り付ければ、ソリに!

通常のソリとは異なり、接雪面が狭いため、坂を高速に滑り降りることができる。ハンドルが装着されているため、ターンなども容易だ。開発者の Cyril 氏によれば、「Zibock」は習得が簡単で、スキーやスノーボードよりもずっと早くマスターできるという。

スキーほどではないが、ソリよりはずっと早く滑れる
スキーほどではないが、ソリよりはずっと早く滑れる

ハンドルが取り付けられているので、方向転換も簡単
ハンドルが取り付けられているので、方向転換も簡単

Cyril 氏は現在、「Zibock」の市販化に向けて Indiegogo で出資者募集のキャンペーンを実施中。記事執筆時点では、749ドル出資することで、「Zibock」を1台入手可能だ。この金額はキャンペーンが進むにつれて上昇する。出荷時期は、2015年の11月を予定。市販時の価格は、1,000ドル程度になる見込みだ。