ペダルを漕いで発電し、USB デバイスに給電できる自転車用充電器「ATOM」が SIVA CYCLE から販売開始された。価格は129.99ドル。日本への送料が別途35ドル必要となる。

USB デバイスに給電できる自転車用充電器「ATOM」
USB デバイスに給電できる自転車用充電器「ATOM」

「ATOM」はキャリパーブレーキを搭載した自転車のリアホイールに取り付け可能な自転車用充電器。普段からパンク修理などでリアホイールの取り外しに慣れている人であれば、簡単に取り付けできる。


取り付けるには後輪を取り外し、
取り付けるには後輪を取り外し、

「Atom」をハブに取り付けて、車輪を元に戻す
「Atom」をハブに取り付けて、車輪を元に戻す

取り付け後は、自転車を漕げば「ATOM」が発電し、付属のバッテリーが充電される。バッテリーからは、シートポストに取り付けられた USB アダプターにケーブルがのびており、ここにスマートフォンなどの USB デバイスを挿して給電する仕組みだ。

シートポストの USB アダプタからデバイスに給電
シートポストの USB アダプタからデバイスに給電

また、バッテリーを本体から取り外して、充電することも可能だ。

バッテリーは簡単に取り外し可能
バッテリーは簡単に取り外し可能

カフェなどで休憩中に充電できる
カフェなどで休憩中に充電できる

「ATOM」を取り付けると、ペダルを漕ぐ足は若干重くなるという。それは、通常タイヤの空気圧を90psi にしている人が、70psi に落としたときに感じる重さと同じ程度だそうだ。

道路勾配0.3%の坂道程度の抵抗があるそうだ
道路勾配0.3%の坂道程度の抵抗があるそうだ

なお、「ATOM」は、バンドブレーキやディスクブレーキを利用する自転車には装着できない。

さて、「ATOM」の取り付けは簡単だと言っても、それでも取り付けが面倒と感じる人はいるだろう。そんな人のために、米国の自転車ブランド PureCity Cycles は、SIVA CYCLE と提携。「ATOM」を搭載した自転車「Siva Bourbon」「Siva Wester」を販売している。残念ながら、こちらは米国国内のみの販売であり、日本から購入することはできない。

「ATOM」を搭載した自転車「Siva Bourbon」
「ATOM」を搭載した自転車「Siva Bourbon」