「ATOM」はキャリパーブレーキを搭載した自転車のリアホイールに取り付け可能な自転車用充電器。普段からパンク修理などでリアホイールの取り外しに慣れている人であれば、簡単に取り付けできる。
取り付け後は、自転車を漕げば「ATOM」が発電し、付属のバッテリーが充電される。バッテリーからは、シートポストに取り付けられた USB アダプターにケーブルがのびており、ここにスマートフォンなどの USB デバイスを挿して給電する仕組みだ。
また、バッテリーを本体から取り外して、充電することも可能だ。
「ATOM」を取り付けると、ペダルを漕ぐ足は若干重くなるという。それは、通常タイヤの空気圧を90psi にしている人が、70psi に落としたときに感じる重さと同じ程度だそうだ。
なお、「ATOM」は、バンドブレーキやディスクブレーキを利用する自転車には装着できない。
さて、「ATOM」の取り付けは簡単だと言っても、それでも取り付けが面倒と感じる人はいるだろう。そんな人のために、米国の自転車ブランド PureCity Cycles は、SIVA CYCLE と提携。「ATOM」を搭載した自転車「Siva Bourbon」「Siva Wester」を販売している。残念ながら、こちらは米国国内のみの販売であり、日本から購入することはできない。