1989年から運行されてきた JR 西日本の長距離寝台特急「トワイライトエクスプレス」が、いよいよラストラン。これに合わせ、タカラトミーのグループ会社、トミーテックが、同列車の模型「1/12スケール内装模型 24系25形寝台客車 トワイライトエクスプレスB寝台」を発売した。模型といっても、列車全体をモデル化したものではない。なんと、寝台客車の内部を布団からスリッパ、ハンガー、浴衣まで忠実に「再現」している。

トワイライトエクスプレス」の模型って、客室内装だとは!
トワイライトエクスプレス」の模型って、客室内装だとは!

トワイライトエクスプレスは、大阪駅と札幌駅のあいだを結ぶ寝台特急。約1,500キロを約22時間かけて走行する、寝台特急としては国内最長の路線。魅力的な食堂車やサロンカーなどにより高い人気を誇っていた。予約の取りにくい路線なので、実際に乗車した経験のある人は多くないだろう。筆者も未経験者の1人だが、このモデルがあれば寝台列車による旅行気分が味わえる。

この列車模型は、ベッドが4つある「Bコンパート」と呼ばれるタイプの B 寝台客室を再現したモデル。「再現」という言葉通り、実車を取材してベッド、はしご、テーブル、カーテン、スリッパ、ハンガー、浴衣などの材質や質感にこだわって製品化した。上段ベッドに上がるためのハシゴは、パーツ差し替えることで開閉状態を再現する。

こだわりの再現度
こだわりの再現度

再現したのは「見た目」だけではない。客室天井の室内灯とベッドサイドの読書灯が実際に光るうえ、室内灯は白、読書灯はオレンジという異なる色味になる凝りよう。そのうえ、走行音、ドアの開閉音、警笛なども鳴らして楽しめる。メーカー希望小売価格は3万円(税別)だが、寝台列車の雰囲気に浸れるなら高くないかもしれない。

見た目だけでなく、光と音も再現
見た目だけでなく、光と音も再現

模型のサイズは幅17×高さ25×奥行き 17cm。実物の1/12スケールで、この数字が“ミソ”なのだ。これはドールハウス規格寸法と同じスケールなので、可動フィギュアやアクションドールとの組み合わせてシーンを作りやすい。

1/12スケールが“ミソ”
1/12スケールが“ミソ”

なお、トミーテックは1/12スケールのさまざまな模型を「1inch」シリーズとして販売している。鉄道関係では、トワイライトエクスプレスと同じく寝台客車「24系寝台客車オハネ24 49」の内装模型のほか、「駅ベンチ(オレンジ色)」「自動改札機日本信号製GX7(白色タイプ)」「駅のゴミ箱スチールタイプ」など相当ニッチなものまである。

1/12スケールのベンチ、自動改札機、ゴミ箱まであるぞ!  (出典:トミーテック)
1/12スケールのベンチ、自動改札機、ゴミ箱まであるぞ!
(出典:トミーテック)