「JIVR Bike」は、折り畳み式の電動アシスト自転車。駆動系にチェーンが使用されていないのが特徴だ。また、Beacon 技術に対応した、世界初の自転車でもある。

「JIVR Bike」は、折り畳み式の電動アシスト自転車
「JIVR Bike」は、折り畳み式の電動アシスト自転車

開発したのは、英国ロンドン在住の Marcin Piatkowski 氏。同氏はチェーンレスドライブシステムを開発し、それをフレームの内部に組み込んだ。駆動系からチェーンを排したことで、注油や掃除などのメンテナンスが不要になっている。


チェーンレスドライブシステムがフレーム内部に組み込まれている
チェーンレスドライブシステムがフレーム内部に組み込まれている

チェーンレスなので、折り畳んで部屋に持ち込んでも  壁などが油で汚れることはない
チェーンレスなので、折り畳んで部屋に持ち込んでも
壁などが油で汚れることはない

Kontakt.io による Beacon 技術に対応した世界最初の自転車であるのも、「JIVR Bike」の売りの1つ。現時点では、Beacon 技術から受けられる恩恵は、まだほとんどないといってよいだろう。だが将来的には、カフェの前を通りかかったときに、カフェからコーヒーの割引チケットを Beacon 経由で入手する、といったサービスが受けられるようになるかもしれない。


「JIVR Bike」は、スマートフォンフレンドリーな自転車でもある。専用アプリをインストールしたスマートフォンをハンドルバーに装着すれば、バッテリー残量や走行スピードなどを表示できる。走行中にはナビとして利用することも、もちろん可能だ。


バッテリーの充電に必要な時間は90分。満充電で25~32キロ程度走行できる。「JIVR Bike」は、バッテリーを含む重さが15キロと軽量。このため、バッテリーが切れた場合でも、通常の自転車同様にペダルを漕いで進むことができる。

バッテリーが切れても、立ちすくむことはない
バッテリーが切れても、立ちすくむことはない

Marcin Piatkowski 氏は現在、クラウドファンディングサイト kickstarter で、出資者と「JIVR Bike」のアンバサダーを募集中。アンバサダーへの応募条件は都市部の住人であること。採用された場合は「JIVR Bike」で毎月最低50キロ以上、5か月間走行する義務を負うと同時に、「JIVR Bike」を格安で購入する権利を得る。


市販価格は1,999英ポンド(約36万円)となる予定。