自転車用ロッカー「B-box」のサービス提供が2015年3月から開始される。ロードバイクなどによる自転車通勤需要が、特に都心部で増加していることに対応するのが目的。

自転車用ロッカー「B-box」設置イメージ画像
自転車用ロッカー「B-box」設置イメージ画像

一般財団法人自転車産業振興協会が公表した「国内販売動向調査」によれば、自転車の販売台数全体に占める、クロスバイク、ロードバイクなどの「スポーツ車」の割合は、平成12年度には1.6%に過ぎなかったという。だがその後増加を続け、平成25年度には11.0%に達した。


「スポーツ車」が自転車販売台数全体に占める割合
「スポーツ車」が自転車販売台数全体に占める割合

また、価格帯別の売上分布を見ると、スポーツ車では10万円以上のものがもっともよく売れており、全体の29%を占めていることがわかる。

スポーツ車価格帯別売上分布(平成25年)
スポーツ車価格帯別売上分布(平成25年)

「B-box」は、このような高価なスポーツ車を、盗難やいたずらから守るための自転車用ロッカー。月極め駐輪場「ECOPOOL」のサービスの一部として運営される。

「B-box」ロッカー
「B-box」ロッカー

ロッカーのサイズは、幅60×奥行110×高さ210センチ。収納方式は前輪吊り下げ方式で、車重20キロまでの自転車に対応している。

収納イメージ
収納イメージ

「B-box」の詳細については、3月21日~22日に開催される「新宿バイシクルフェスタ」で公開される予定。このイベントでは、大手自転車メーカーによる2015年ニューモデルの展示も実施される。