BMW の小型車「MINI」ブランドで、ハイパフォーマンスな3ドア・ハッチバック「MINI John Cooper Works(ジョン・クーパー・ワークス)」新モデルの注文受付が始まった。5月末から納車を開始予定だ。


バルブトロニック、高精度ダイレクト・インジェクション、ツインパワー・ターボ・テクノロジーなどの技術を採用し、エンジン性能は MINI としては「最強」。


新開発の2リットル4気筒エンジンを搭載する。従来モデルと比較し最高出力を約10%高めて 170kW(231PS)/5,200~6,000rpm にした。最大トルクは 320Nm/1,250-4,800rpm だがオーバーブースト時は 350Nm。トランスミッションは新設計で、6速 MT または6速 AT。

欧州での試験では、燃費効率を約25%向上し、また、0~100km/hの加速は従来モデルより0.6秒早い6.1秒をうたっている。



エクステリアは、John Cooper Works 専用デザインのエアロキットを標準装備したほか、新開発の Brembo 製ブレーキ・キャリパーに赤い塗装を施し、 JCW のロゴを刻印している。 カーブ走行をサポートするエレクトロニック・ディファレンシャル・ロック・コントロール(EDLC)、パフォーマンス・コントロールを備えたダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)も標準装備する。

これに加え John Cooper Works 専用デザインの17インチ・アロイ・ホイールも装備。オプションで18インチ・アロイ・ホイールも選べる。



インテリアの特徴として、AT 車には赤のステッチが入った John Cooper Works 専用パドルシフト付ステアリング・ホイールを採用する。また AT、MT 共通でシートは John Cooper Works 専用仕様のスポーツ・シート、ヘッドレストを採用。

さらにヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)を標準仕様としており、走行速度、エンジン回転数、最適なシフト・タイミング、ナビゲーション情報などを表示する。John Cooper Works 専用のドアシル、ステンレス仕上げの各ペダルとドライバー用フットレスト、アンスラサイトのルーフライニングも採用している。