皆さんは覚えているだろうか。「たまごっち」を。たまご型の小さな機器で、画面の中のキャラクターにえさを与えたり、フンの掃除をしたりして世話をする。よく面倒を見てやればかわいくなつくが、世話をおこたると体調を崩し、最悪の場合に死に至る。デジタルなのに、命の重みさえ感じそうになる、シビアなおもちゃだった。
そう、イエローハットのオリジナル T シャツはたまごっちとのコラボなのだ。こうしたおもちゃに触れなくなってひさしい記者は、正直なぜ今と思い同社に問い合わせた。すると答えは「昔、たまごっちで遊んでいた大人に親しみを持ってもらいたいから」、さらに「今、たまごっちで遊んでいる子どもにも興味を持ってもらいたいから」というものだった。

なるほど。当時子どもだった世代もそろそろ自分の家族やマイカーを持つ年齢だ。しかし、今の子どもがたまごっちで遊ぶのだろうか。一瞬そう思ったが、すぐにたまごっちはまだ現役という事実を知った。
2014年には、バンダイから最新モデル「TAMAGOTCHI 4U」が発売となっている。高機能化を重ねた末に、非接触通信規格「NFC」に対応し、たまごっち同士を近づけると互いのキャラクターを交流させたり、対戦ミニゲームが遊べたりできる。またお店にある NFC 対応のスポットに近づければ、さまざまなアイテムを入手することも可能とのこと。

イエローハットでも、家族連れをお店に引き付けるキャンペーンとして、NFC 対応スポットを設置しており、TAMAGOTCHI 4U を近づけると黄色い帽子などのアイテムが入手できるようになっている。T シャツの作りもこれと連動した取り組みのようだ。
