トルコ イスタンブール在住のデザイナー Semih Ozdemir さんは、次世代の街乗り自転車「RODON」を開発した。


街乗りでは、階段をかついでのぼるようなケースに頻繁に遭遇するため、自転車の車両は軽量でなければならない。また、突然の雨などで車両が濡れた場合のメンテナンス(清掃含む)が簡単であることも重要だ。


「RODON」ではこれらの課題を、リアホイールからスポークを取り払うことで解決した。スポークがなくなった分、車両が軽量化されている。また、駆動系にはチェーンを使わず、ペダルから直接パワーを伝える新開発のハブを採用。注油や清掃といったメンテナンスから利用者を解放した。


前輪には、ディスクホイールを採用した。このホイールは、スポークを一本一本清掃する必要がないので、メンテナンスが簡略化される。とはいうものの、ディスクホイールは横風には弱い。街乗り自転車にこれを採用したことには、若干の疑問も残る。

Ozdemir さんは現在、クラウドファンディングサイト Indiegogo で出資者募集のキャンペーンを実施している。250ドル出資すると、スペシャルデザインの限定版「RODON」を1台入手可能だ。キャンペーン終了後の市販価格は400ドルを予定している。