
超高級電動アシスト自転車「Trefecta DRT」
この自転車が高価な理由の1つのはそのフレーム(ボディ)の素材にある。「超々ジュラルミン」とも呼ばれる「7075アルミニウム」が使われているのだ。この素材はアルミ合金の中でもトップクラスの強度を持っており、「零式艦上戦闘機」いわゆる「零戦(ゼロ戦)」の主翼などにも使用されていたものだ。

ボディには「7075アルミニウム」を採用
ホイールの素材にはカーボンファイバー、タイヤにはシュワルベのオフロード用が採用された。サスペンションにはトラベル量180ミリの電子制御式が搭載されている。

ホイールはカーボンファイバー製
タイヤはシュワルベのオフロード用
タイヤはシュワルベのオフロード用
ハンドルバーには、コンピューターが設置されている。サイクリストは、このコンピューターで、走行モードなどを管理できる。コンピューターは自動シフトチェンジや、自動サスペンション調整も担う。

ハンドルバーに設置されたコンピューター
ギアチェンジやサスペンション調整を行う
ギアチェンジやサスペンション調整を行う
このコンピューターやモーターに電力を供給するのは、フレーム上部に内蔵された60ボルトのリチウムイオンバッテリー。満充電で約100キロの走行が可能だ。1時間で約80%の急速充電に対応しているので、ランチを食べている間に、次の目的地までの充電を済ますことができる。また、回生ブレーキが搭載されているので、坂を下るときなどにも、少しだが充電可能だ。

大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載

回生ブレーキを搭載しており、下り坂で充電できる
バッテリーが充電切れを起こした場合でも心配することはない。「Trefecta DRT」は電動アシスト自転車。ペダルを漕げば普通の自転車同様に走行することができるからだ。

通常の自転車同様、ペダルを漕いで走行できる
高価な素材と多くの機能を満載した「Trefecta DRT」は、これまでとはまったく異なる購入層をターゲットにしているという。Trefecta Mobility は、「Trefecta DRT」は電動アシスト自転車業界に変化をもたらす“ゲームチェンジャー”ではなく、まったく新しい市場を生み出す“ゲームクリエイター”を目指していると述べている。
