
今回落札されたハーレーダビッドソンは、「ストラップタンク」モデルと呼ばれている同社最初期のモデル。自転車からバイクへの進化の途上にあり、ペダル、ハンドル、サドルなどのパーツには、自転車のものが流用されている。


このモデルが「ストラップタンク」と呼ばれている理由は、タンクの取り付け方法にある。ガソリンタンクとオイルタンクがフレームに鉄製ストラップで吊り下げられているため、このように呼ばれるようになった。

「ストラップタンク」モデルは現存数が少なく、コレクターの間では人気が高い。中でも今回出品されたシリアルナンバー「#2037」の車両はレストアされておらず、ペイントなどがオリジナルのままだったため、65万ドルという高値がついたそうだ。

オークションは、米国太平洋標準時の3月20日午後4時に開始された。65万ドルで落札された「ストラップタンク」モデルは、オートバイ黎明期のモデル220台以上を所蔵する E.J. Cole コレクションの一部。今回のオークションの目玉の1つとして出品されていたものだった。