Land Rover(ランドローバー)の SUV「レンジローバー・スポーツ」2016年モデルが発表された。最高出力 380PS の新グレード「HST」が加わっており、4月3日から始まるニューヨーク国際オートショーが初披露の場となる。



レンジローバー・スポーツ HST は、3.0L V6スーパーチャージド・ガソリンエンジンを搭載し、最高出力を従来比 40PS 増やした 380PS としている。

シングルレンジのトランスミッションを採用したほか、走行モードを変更できる「テレイン・レスポンス」機構に独自設定「ダイナミック・モード」を用意している。このモードではオンロード走行に合わせて、サスペンション、電動パワーステアリング(EPAS)などの電子システムを最適化する。シフトレバーとステアリング・レスポンスを車両の変化に合わせつつ、電子制御式ダンパーのコントロール強化とアクセルペダルのレスポンス改善を実現したという。

サスペンションを細部まで変更し、ボディのロールを低減し敏捷性を高めた。また改良型ブレーキに20インチのディスクを使って信頼性を向上させたという。

エクステリアは、人目を引くブラックが基調。ステルスパックのライトを採用し、ヘッドライトとテールランプには非反射の表面加工を施した。サントリーニ・ブラックのコントラストルーフと新設計のスポイラーも装備している。


21インチのアロイホイールを履き、HST 専用のダークグレイのサテンに仕上げた。赤いブレーキキャリパーをよく引き立てるという。また 22インチのステルス・アロイホイールも選べる。

これに加えボンネットとフロントウィング・ベント、グリルとフォグランプ・ベゼルはすべてグロスブラック仕上げとし、同様の仕上げを、ボンネットの先端とリアテールゲートを飾る「Range Rover」のレタリングにも施した。さらに立体的な造形のロア・ドアパネルと、バンパーの細部を装飾する追加ベントも装着している。

このほか、「Sport」バッジをリアに、「HST」バッジをフロントウィング・ベントに付けている。

インテリアでは、オックスフォード・レザーでトリムしたデュオトーンのシートをはじめ、コントラストを描くダッシュボード、全面エボニーのドアトリムとセンターコンソール、スタンダードなエボニーのヘッドライニングを組み合わせる。レザートリムは、オプションで全面エボニーにし、エボニーと4色のいずれかを組み合わせることも可能。


またダッシュボード、カーペットマット、TFT インストルメントパネルに「HST」特製バッジを配している。ステアリングホイールに取り付けられたノーブルクローム仕上げのパドルシフトや、個性的に輝く「Sports」ペダル、テクスチュアのある「Sports」仕上げを採用したアルミニウム製のインテリアトリムも特徴だ。

なお、レンジローバー・スポーツ各グレードに共通する改良点として SDV8 ディーゼル・エンジンにスタート/ストップ技術を導入し、EURO6 排出ガス規制に対応する。

「InControl Protect」サービスにより、オーナーはクルマから離れた場所にいる場合でも燃料残量を確認でき、緊急サービスへの通報や、ランドローバー・アシスタンスへの連絡が自動で行える。さらに「InControl Remote Premium」サービスを使うと、クルマから離れた場所にいるオーナーが、ドアの施錠/開錠やアラームのリセットができたり、混雑した駐車場で自分のクルマを見つけやすくするためにホーンを鳴らしたりライトを点滅させたりできる。リアビューカメラとサラウンドカメラも、より鮮明な画像を映し出すよう改良している。

オフロード走破能力を強化するため、テレイン・レスポンス2を装備したオールテレイン・プログレス・コントロール(ATPC)を全グレードに標準で搭載する。クルマが停まりドアが開くと、自動で車高を下げる新開発オートマチック・アクセス・ハイトも備える。

さらに車両後部の下で足を左右に動かしテールゲートをハンズフリーで操作できるジェスチャー・テールゲートを採用。センサーにより、縁石がある場合でもテールゲートを作動させられる。

パーソナライズ用オプションの選択肢が広がり、アクセサリーの種類も増えた。新たに導入するカーボンファイバー・パックの場合は、サイドベント、テールゲート・トリム、ドアミラー・カバー、フロントグリル・サラウンド、フォグランプ・ベゼル、ボンネット・ベントが高光沢のラッカー仕上げとなる。