北欧発祥の家具販売店 IKEA。その特徴は、家具の多くが組み立て式であること。購入者は家具を自分で持ち帰り、自分で組み立てて使用するため、IKEA は組み立てに必要な人件費や配送費を削減できる。また、組み立て式にしたことでパッケージが小さくなり、工場から店に運ぶ運送費や、店での在庫費用も削減可能となった。

オランダ ユトレヒトに本拠を置く REFRAMED Bicycles は、組み立て式の自転車「REFRAMED Bicycle」を開発した。この自転車は、IKEA 方式にインスパイヤされたものだ。

IKEA 方式にインスパイヤされた組み立て式の自転車「REFRAMED Bicycle」
IKEA 方式にインスパイヤされた組み立て式の自転車「REFRAMED Bicycle」

「REFRAMED Bicycle」は、縦80x横80x奥行き30センチの箱に入れて販売される。購入者はこのパッケージを持ち帰り、自分で組み立てて使用するという仕組みだ。組み立てには、1時間程度かかるという。パッケージには組み立て用の説明書が同梱されており、IKEA の家具が組み立てられる人であれば、支障なく組み立てられるそうだ。

「REFRAMED Bicycle」は、縦80x横80x奥行き30センチの箱に入れて販売される
「REFRAMED Bicycle」は、縦80x横80x奥行き30センチの箱に入れて販売される

IKEA の家具同様、説明書を見ながら組み立てる
IKEA の家具同様、説明書を見ながら組み立てる

REFRAMED Bicycles によれば、この方式を導入することで、現在の自転車の製造コストから人件費や在庫費用など、約25%をカット可能だという。

IKEA 方式により、人件費や在庫費用などを約25%カット可能
IKEA 方式により、人件費や在庫費用などを約25%カット可能

REFRAMED Bicycles によるコストカットはこれだけではない。REFRAMED Bicycles によれば、フレームの溶接や塗装にかかる費用は、自転車の製造コストの大きな部分を占めているという。そこで、「REFRAMED Bicycle」の製作過程からは溶接や塗装を完全排除。溶接の代わりに利用者によるボルト止めを採用し、塗装はしないことで、さらなるコストカットを実現した。

溶接ではなくボルト止め  塗装はなし
溶接ではなくボルト止め
塗装はなし

REFRAMED Bicycles は現在、「REFRAMED Bicycle」の市販化に向けてクラウドファンディングサイト kickstarter で出資者募集のキャンペーンを実施中。記事執筆時点では、179ユーロ(約2万3,400円)出資することで、「REFRAMED Bicycle」を1台入手できる(送料別途)。キャンペーン終了後の市販価格は300ユーロ程度となる予定。出荷は2015年11月を予定している。