
デンマークコペンハーゲンの自転車メーカー Cykelmageren は、ハンドルグリップが縦に取り付けられた自転車を発表した。この自転車に乗れば、宇宙船の操縦桿を握っている感覚を楽しめるという。

ハンドルグリップが縦に取り付けられた理由は、親指操作のシフトレバーにある。この自転車に取り付けられた新開発の変速システムでは、親指でシフトレバーを押すと、ハンドルバー裏のプーリーなどを経て力が伝達され、変速機が作動する仕組みだ。この「親指シフト」をスムーズに操作するために、ハンドルグリップを縦に取り付ける必要があったという。



ハンドルグリップが縦に取り付けられたことにともない、ブレーキも縦に取り付けられた。ブレーキレバーは取り付けられておらず、直接ブレーキワイヤーを引く仕組みになっている。

ワイヤーを直接引けば

この自転車のユニークなポイントは、ハンドルバーだけではない。フレームも独特のものだ。シートチューブはなく、シートは2つの“曲線”で支えられる構造となっている。

アーティスティック?
また、フレームの一部は、フロントホイールの泥よけとしても機能する構造となっている。

だが、効果は疑問かも?
この自転車は、2015北米ハンドメイド自転車展で「Artisan Award」を受賞している。
