
熱狂の日はもともとフランスのナントで始まったクラシック音楽の祭典。年に1度、日頃は高嶺の花という印象があるコンサートが、手ごろな金額で楽しめるとして人気で、日本でも2005年から各地で開催するようになった。
5月2日、3日の「ラ・フォル・ジュルネびわこ」もその1つ。従来は湖岸の県立芸術劇場などが主な会場となってきたが、今回は新たに琵琶湖汽船が運行する遊覧船「ミシガン」でも演奏があるという。

5月2日には船上で J.S. バッハの名曲が楽しめる。まず午前中から昼時にかけては「アヴェ・マリア」がピアノとソプラノでつむがれる。10時30分~11時30分、12時10分~13時10分の2回だ。午後は何とジャズバンドによる「G 線上のアリア」などが聴けるそう。14時~15時、15時40分~16時30分、17時15分~18時45分の3回だ。
5月3日はヘンデルづくしの1日となる。午前中から昼時にかけてはサックスとピアノによる組曲「水上の音楽」などが奏でられる。10時30分~11時30分、12時10分~13時10分の2回だ。午後はマリンバ、フルート、ピアノによる「オンブラ・マイ・フ」。14時~15時、15時40分~16時30分、17時15分~18時45分。
各回のチケット料金は2,500円~3,500円。荘厳なホールではなく、洒落た遊覧船の上でクラシック音楽に触れてみたいという人向きだ。
これに加え期間中、ミシガンの発着する大津港でコルネット、テナーホーン、ユーフォニアムによる歓迎演奏がある。こちらは無料。9時30分~9時45分、11時~11時25分、13時~13時15分、14時40分~14時55分、16時15分~16時30分、18時~18時15分の合計6回だ。
なお、出演する演奏家や声楽家の情報はイベントの公式サイトなどを参考にされたい。熱狂の日の期間中、琵琶湖周辺ではほかにもさまざまな無料演奏があるので、とりあえず足を運ぶだけでも楽しめるだろう。