工学院は2013年から、隔年開催の世界最大級のソーラーカーレース「World Solar Challenge(WSC)」に参加しており、プラクティスはそこに出場したクルマだ。
工学院の工学部機械システム工学科准教授でソーラーカープロジェクトの責任者である濱根洋人監督によると、今回は WSC の参加クラスを従来の1人乗り「チャレンジャー」から2人乗りの「クルーザー」へ移行する予定だそう。新型車両を開発中とのこと。
クルーザーは前回大会で新設したクラスで、注目度は高い。ブリヂストンの ologic 技術を採用したタイヤが、この舞台でどのような効果を発揮するかは気になるところ。
なお、WSC にはほかに日本から強豪、東海大学の「東海チャレンジャー」が伝統あるチャレンジャークラスへの参加を表明している。こちらは東レの炭素繊維プラスチック素材とパナソニックの HIT 太陽電池技術を生かして優勝奪還を狙う。
海外からは台頭するオランダ勢、デルフト工科大学やトウェンテ大学が参加し、チャレンジャー、クルーザーそれぞれのクラスで日本勢と競いそうな目算だ。さらに米国のミシガン大学、スタンフォード大学も強敵になる見込み。