佐渡汽船の新造カーフェリー「あかね」がいよいよ4月21日に定期運航を始める。いかにも未来の船といったデザインが目を引くが、船足も速く、新潟県の本土側直江津港と佐渡島側小木を、人やクルマを載せて短時間で行き来できる。

かっこいい双胴船(カタマラン)だ
かっこいい双胴船(カタマラン)だ

あかねは、夕日に染まる日本海、佐渡島に住むトキ、豊かな実りなどの意味を込めた船名。


オーストラリアの造船会社 INCAT が建造した「双胴船(カタマラン)」で、2つの船をつなぎ合わせたような形状をしている。安定性が高く、高速で航海できるのが特徴。20人の船員のほかに672人の乗客を運べるうえ、クルマは乗用車なら152台まで載せられる。

船室もぴっかぴか
船室もぴっかぴか

600人以上が乗れる
600人以上が乗れる

船速は約30.0ノット(時速55.5km/h)で、従来の船では2時間40分かかっていた直江津~小木間を1時間40分で渡れる。

佐渡汽船は建造中からこの新型船をかわいがっており、たびたび公式ブログで写真を公開していたほか、YouTube に動画を投稿するなどして、就航を待ち望んでいるようすだった。

建造中の写真なども公開
建造中の写真なども公開

流線形の船体ができあがっていくようすがよく分かる
流線形の船体ができあがっていくようすがよく分かる


佐渡汽船の Web サイトでは運航スケジュールなどの詳細を公開している。運賃は大人の場合で片道が3,910円、往復が7,130円から。クルマの運賃は片道1万4,210円から、往復が2万6,690円からなどとなっている。

いよいよ定期運航開始
いよいよ定期運航開始