買い物袋などで両手がふさがっているとき、クルマのスマートエントリーは便利だ。車両に近づいたり、ドアノブに触れるだけでロックが解錠され、車内に乗り込むことができる。

「LINKA」は自転車の世界でスマートエントリーを実現する“スマートバイクロック”。利用者が自転車に近づくだけで自転車用ロックを解錠してくれる。


利用者が自転車に近づくだけでロックを解錠する「LINKA」
利用者が自転車に近づくだけでロックを解錠する「LINKA」

「LINKA」を使用するには、スマートフォンに専用のアプリをインストールし、「LINKA」と Bluetooth 接続(ペアリング)する。これで「LINKA」の提供するスマートロックや、盗難防止機構が利用可能となる。

自転車を離れるときには、「LINKA」のロックボタンをプッシュ。すると内部からアームが出てきて、後輪をロックする仕組みだ。一定時間が経過した後に、利用者がスマートフォンを身に付けた状態で近づくと、ロックは解錠される。スマートフォンが手近にない場合には、暗証番号を入力して解錠することも可能だ。

「LINKA」のロックボタンをプッシュすると
「LINKA」のロックボタンをプッシュすると

アームが自転車をロックする
アームが自転車をロックする

解錠するにはスマートフォンを持って近づくか  パスコードを入力する
解錠するにはスマートフォンを持って近づくか
パスコードを入力する

「LINKA」には、盗難防止機構も搭載されている。誰かが自転車を盗もうとした場合、内蔵された3軸加速度センサーでそれを検知。100デシベルのサイレンを鳴らすと同時に、Bluetooth 経由で利用者のスマートフォンにアラートを送信する。

誰かが自転車を盗もうとすると
誰かが自転車を盗もうとすると

スマートフォンにアラートメッセージが表示される
スマートフォンにアラートメッセージが表示される

パワフルなバッテリーを内蔵。1回の充電で、約1年間の連続使用が可能だ。


「LINKA」を開発した米国 Velasso は現在、kickstarter で出資者募集のキャンペーンを実施している。記事執筆時点では、79ドル出資することで「LINKA」を入手可能だ。入手に必要な金額はキャンペーンが進むにつれて上昇し、終了後の市販価格は109ドルになる。出荷は2015年12月頃を予定している。