
ペダルが取り付けられた電動バイク「Footloose IM」
通常、自転車のペダルは、サイクリストの漕ぐ力をチェーン経由で後輪に伝える役割を持っている。だが、「Footloose IM」のペダルはチェーンやベルトドライブではなく、オルタネーターにつながっている。サイクリストが漕ぐ力はこのオルタネーターで電力に変えられ、内蔵バッテリーを充電する仕組みだ。そう「Footloose IM」では、人間は発電機として機能する。

ペダルはオルタネーターに直結している
もっとも、「Footloose IM」は、サイクリストが発電した電力だけで走行するわけではない。一般的な電動バイク同様、バッテリーを自宅や職場のコンセントで充電して走行する。ペダルを漕いで発電した電力は、航続可能距離を伸ばすのに利用されるのだ。「Footloose IM」の1回の充電で走行可能な距離は約30キロ。ペダルを漕ぐことで、この距離を伸ばすことが可能となる。

バッテリーはフレームに内蔵
充電時には取り外すことができる
充電時には取り外すことができる
「Footloose IM」は、2012年に発売された電動バイク「Footloose」の廉価版。折り畳み機能などを省いたことで、低価格を実現した。英国やフランス、オランダなどではすでに販売されており、価格は2,690ユーロから。
