
アカウミガメは、生息環境の悪化により生息数が年々減少傾向にあると考えられている。日本はアカウミガメの主要な産卵場所で、千葉県はアカウミガメが毎年産卵にやってくる北限域にあたる。1回の産卵数は80個から140個ほど。産卵からおよそ2か月後に砂の中でふ化し、海に旅立つ。

鴨川シーワールドでは2002年から、ふ化に適さない場所に産卵されたアカウミガメの卵の保護活動を続けている。

今年は6月11日に鴨川市の海岸で産卵を確認したが、高波で卵が流失する危険性があったため、当日の夕刻に鴨川シーワールド内「海亀の浜」に保護収容した。順調に進めば8月には子ガメがふ化し、砂の中から這い出してくる見込み。

ウミガメの産卵はこれから8月にかけて見られ、鴨川シーワールドでは引き続き保護活動を行う予定だとしている。