西武鉄道は、全席レストラン車両の「観光電車」開発に着手した。2016年春にデビュー予定。

西武鉄道の「観光電車」、2016年春デビュー
西武鉄道の「観光電車」、2016年春デビュー

「観光電車」は、現在、飯能~西武秩父駅間を中心に運行している4000系車両をベースにリメイクしたもの。「秩父」をモチーフとしており、エクステリアでは荒川の水の流れを表現する。インテリアでは、沿線の伝統工芸品や地産木材が一部に使用される予定だ。


「観光電車」は4000系車両をリメーク  エクステリアでは荒川の水の流れを表現する
「観光電車」は4000系車両をリメーク
エクステリアでは荒川の水の流れを表現する

「観光電車」のテーマは、「乗って楽しい」「食べて美味しい」。このテーマを実現するため、すべての座席が食事を楽しめる空間に設定された。厨房車となる3号車には、オープンキッチンスペースを用意。目の前で調理されたものをその場で食べられる、立食スペースが設置されるかもしれない。

すべての座席が食事を楽しめる空間
すべての座席が食事を楽しめる空間

3号車厨房車両には、オープンキッチンスペースも!
3号車厨房車両には、オープンキッチンスペースも!

その他、車内演奏会や映画上映会、車内での結婚式&披露宴などが開催可能な多目的スペースを備え、様々なニーズにあわせた貸切運行も予定されているという。

■西武鉄道「観光電車」概要
◆車両形式:4000系車両(4両1編成をリメーク)
◆編成定員:4両編成 / 52 名
◆運行開始:2016年春以降を予定
◆運行区間:池袋~西武秩父駅間・西武新宿~西武秩父駅間・西武新宿~本川越駅間などを予定
◆運行日:臨時電車として、土休日を中心に年間100日程度の運行を予定

車両編成
車両編成