自転車で走っているとき、スピードが速くなればなるほど、サイクリストはより遠くを見なければならない。これは夜間であっても同じだ。夜間のサイクリストの安全を守るため、自転車用アクセサリーメーカーは、より明るく、より遠くを照らせるライトの開発に取り組んできた。

だがライトが明るすぎると、ゆっくりと街中を走るときなどには、対向車や歩行者に迷惑をかけることもある。また、バッテリーの消耗も激しい。


ガーミンは、この問題を解決する自転車用ライト「Variaスマートライト」を発表した。走行速度にあわせて光の強さと照らす位置を変える機能を持っている。

行速度にあわせて光の強さと照らす位置を変える「Variaスマートライト」
行速度にあわせて光の強さと照らす位置を変える「Variaスマートライト」

「Variaスマートライト」は、ガーミンのサイクルコンピューター「Edge」と連携して機能する。「Edge」に内蔵されたGPSによって自転車の走行速度を検知し、高速走行をしているときにはより遠くにより明るい光を、ゆっくりと走行しているときにはより広い範囲に弱めの光を発する仕組みだ。どの速度のときにどの程度の強さの光をどの範囲に発するかについては、「Edge」で指定ができる。

「Variaスマートライト」をコントロールするガーミンのサイコン「Edge」
「Variaスマートライト」をコントロールするガーミンのサイコン「Edge」

明るさは600ルーメン。充電式で、1回の充電で使用可能な時間は「ハイパワーモード」で2.5時間。充電に必要な時間は6時間となっている。

明るさは600ルーメン
明るさは600ルーメン

「Variaスマートライト」は現在、米国連邦通信委員会(FCC)の認証待ち状態。認証を取得できた場合、2015年の第3四半期に出荷される予定だ。価格は199ドル。米国での価格は299ドル。日本販売の有無や価格については、日本での正規代理店いいよねっとの発表を待ちたい。