
覚えている人もいるかもしれないが、7月はじめに羽田空港旅客ターミナルを管理する日本空港ビルデングとロボットスーツなどを開発する筑波大学発のベンチャー、CYBERDYNE(サイバーダイン)がこの件で基本合意書を締結した。
背景には日本ならではの状況というか、少子高齢化や労働人口の減少が進む中でも従業員が健康に働ける環境を整える意図があるそう。そのためサイバーダインのスーツ「HAL(ハル)」を採用することにした。
HALにはいくつかタイプがあるが、羽田空港が取り入れるのは腰に取り付ける形のもの。まずは実証実験で3台を導入する。
この他にも掃除をするクリーンロボットを5台、重い荷物を人間がわりに運ぶ搬送ロボットを3台配備する予定。


日本空港ビルデングによると、当面は、空港を訪れる人の目に触れる機会はないそうだが、9月以降の本格運用では一般客がいる場所でも動かせるようにしたいとしている。なお導入するスーツやロボットの数はさらに増える可能性もあるという。