2015年秋、「新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト」が始動する。


同プロジェクトは、山陽新幹線の全線開業40周年と「エヴァンゲリオン」のTV放送開始20周年を記念したもの。プロジェクト期間中は山陽新幹線区間で、「エヴァンゲリオン」の監督である庵野秀明氏監修、メカニックデザイナーである山下いくと氏車両デザインによる「500 TYPE EVA」車両が運行される。



「500 TYPE EVA」について庵野秀明氏は、「500 TYPE EVA PROJECT」スペシャルサイトに次のコメントを寄せている。

「500系は夢の超特急らしい直球なかっこよさが詰まった、いちばん好きな新幹線車両です。この車両とエヴァンゲリオンがコラボさせていただけるとは、とても光栄で感謝の極みです」


また、山下いくと氏は次のように語っている。

「500系は新幹線の中でも群を抜いて格好良い車輛だと思います。ここまで夢を乗せられる車輛はリニア時代になっても当分出ない気がします。なので、エヴァ的カラーリングにするとともに元のデザインを生かして未来からやってきた500系みたいにできたらいいなと」


さて2015年秋といえば、劇場版エヴァンゲリオンの完結編といわれる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開が予定されていた時期。本来であれば、映画の公開と「500 TYPE EVA」の運転開始のタイミングはシンクロしていたのではないか? だが庵野秀明氏が東宝版「ゴジラ」新作映画の監督を引き受けたことで、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開時期は不明となってしまった。一部週刊誌では2015年冬公開と伝えているが、映画が完成するかどうかはそのときになってみないとわからないだろう。「500 TYPE EVA」の運転予定期間は2015年秋から2017年3月。この期間中に「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開され、ファンが映画と「500 TYPE EVA」を同時期に楽しめるのかについては、現時点ではなんともいえない。

とはいうものの、500系新幹線はそれ自体大きな魅力を持った車両。エヴァ仕様になったことをきっかけに、西日本まで乗りに出掛けるのは悪くないかもしれない。

■「500 TYPE EVA」概要
・運転期間:2015年秋から2017年3月(予定)
・運転時刻:博多 6時36分発→11時14分 新大阪着、新大阪 11時32分発→16時07分 博多着
運転日については、別途発表される。


その他、記念旅行商品や記念グッズの販売などが予定されている。詳細については、「500 TYPE EVA PROJECT」スペシャルサイトを参照されたい。