ゴミ拾いSNSを運営する「ピリカ」は、同社が開発したポイ捨てゴミ調査システム「フクロウ」による東京23区のポイ捨てゴミ数量比較調査を実施。その結果を「東京23区ポイ捨てごみ数量ランキング」として発表した。ポイ捨てゴミが多い区ワースト3は、3位大田区、2位渋谷区、1位江戸川区であることを明らかにしている。

■東京23区ポイ捨てごみ数量ランキング
同調査では、見えやすい場所に落ちていた道路1メートルあたりのポイ捨てゴミを数量化し、それをもとにランキングを作成した。ランキングでは、東京23区でもっともポイ捨てゴミの少ない区は千代田区で、1メートルあたりのポイ捨てゴミ数は0.40個だった。これに、中野区(0.43個)、文京区(0.43個)が続いている。一方でもっともポイ捨てゴミの多かった江戸川区のゴミの数量は1メートルあたり1.47個だった。千代田区の3.5倍以上のゴミがポイ捨てされていたことになる。


1. 千代田区  0.40個
2. 中野区  0.43個
3. 文京区  0.43個
4. 港区   0.47個
4. 中央区  0.47個
6. 荒川区  0.57個
7. 新宿区  0.67個
7. 世田谷区 0.67個
9. 北区   0.73個
10. 豊島区  0.77個
11. 練馬区  0.80個
12. 葛飾区  0.87個
12. 墨田区  0.87個
14. 台東区  0.93個
14. 板橋区  0.93個
14. 品川区  0.93個
17. 杉並区  0.97個
18. 江東区  1.20個
19. 足立区  1.30個
19. 目黒区  1.30個
21. 大田区  1.37個
22. 渋谷区  1.43個
23. 江戸川区 1.47個

■ポイ捨てされるゴミの種類は?
同調査では、ポイ捨てゴミの種類を「タバコ類(吸殻、タバコの箱、ライター)」「ガム類(ガムと包み紙)」「飲料容器(カン、ビン、ペットボトル)」「その他(紙ゴミ、レジ袋など)」の4種類に分類。その割合を公表した。それによれば、タバコ類とガム類を合わせたゴミの個数は全体の約57%に達し、この2種類のゴミを無くすことで、ポイ捨てゴミを半減させられるとしている。


■環境要因がポイ捨てゴミに与える影響
また、同調査では環境要因がポイ捨てゴミ数量に与える影響も調査。例えば、植込がある場合、ゴミ数量は約2.5倍に増えるとしてる。また、側溝がある場合、ゴミ数量は約1.8倍になるそうだ。


調査は2014年11月4日から12月23日の期間に、東京23区内345地点(1区あたり15地点)で実施された。

ピリカは現在、上記調査で活用された「フクロウ」に代わる新たなポイ捨てゴミ調査システム「タカノメ」を開発している。この新システムでは、専用アプリをインストールしたスマートフォンを自転車に取り付けて街を走り、地面の動画を撮影するだけで、画像解析によりポイ捨て深刻度を測定できる。「フクロウ」よりも自動化が進められており、調査時の人件費を大幅に削減できるのが特徴だ。


「タカノメ」には、次の3つの機能が装備されている。
1. データ取得:スマートフォンアプリにより動画と位置情報を収集し、データをサーバーに送信する
2. データ分析:動画から画像を切り出し、画像中に写っているポイ捨てゴミの数を画像解析で計測する
3. データ可視化:計測されたポイ捨ての個数をグラフやヒートマップなどの形式で分かりやすく可視化する

ピリカは現在、「タカノメ」の実用化に向け、クラウドファンディングサイト「kibidango(きびだんご)」で出資者を募集している。募集期間は8月1日から9月28日まで。詳細は、タカノメプロジェクトページを参照されたい。

「ピリカ」は、「地球からポイ捨てゴミを無くす」ことを目的に活動している団体。すでに10万人以上が活動に参加し、拾われたゴミの数は累計1,700万個を突破したという。「フクロウ」および「タカノメ」といった測定システムは、ゴミ拾いの成果計測を目指すシステム。