栃木県のサーキット「ツインリンクもてぎ」では11月14日、15日に「2015 AUTOBACS SUPER GT Round8 もてぎGT250kmレース」を開催する。恒例のSUPER GT最終戦。8月25日から31日のあいだ、人気の「V席」の一部チケットや駐車券を先行購入できる。9月5日からそのほかのチケットも買える。

2014年のスタートシーン
2014年のスタートシーン

ツインリンクもてぎでは、8月時点での情報をもとに見どころをまとめている。まずGT500クラスは、ドイツツーリングカー選手権(DTM)との共通化を図った車両規定を導入してから2年目を迎え、新型マシンの開発も進み、開幕戦の予選ではトップ3が従来のコースレコードを破る速さを見せたている。


ランキング順に左から  1位KeePer TOM'S RC F  2位カルソニック IMPUL GT-R  3位のMOTUL AUTECH GT-R
ランキング順に左から
1位KeePer TOM'S RC F
2位カルソニック IMPUL GT-R
3位のMOTUL AUTECH GT-R

各陣営ともドライバーの変更などでチーム力を強化させ、トップ争いは例年になく激しくなっているとか。前半の3戦を終えた時点では、開幕戦で優勝を飾ったLEXUSのアンドレア・カルダレッリ/平川亮組(KeePer TOM'S RC F)がランキングトップ。優勝こそないものの確実に上位に食い込んでいるNISSAN GT-Rの安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリべイラ組(カルソニック IMPUL GT-R)がランキング2位。第2戦優勝の松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)、第3戦優勝の本山哲/柳田真孝組(S Road MOLA GT-R)が3位、4位に続く。これに大嶋和也/国本雄資組(ENEOS SUSTINA RC F)、塚越広大/武藤英紀組(KEIHIN NSX CONCEPT-GT)が続く。ほかにも開幕戦で2位表彰台を記録した山本尚貴/伊沢拓也組(RAYBRIG NSX CONCEPT-GT)らの巻き返しにも期待があるそう。

GT300クラスも新たな展開がある。2014年終盤にデビューした共通モノコックのマザーシャシーを使用したマシン。今年は3台のTOYOTA 86 MCとLOTUS EVORAの合計4台がエントリー。第3戦ではそのうちの1台、土屋武士/松井孝允組(VivaC 86 MC)が予選でポール・ポジションを獲得する速さを見せ、決勝争いにからみそう。

左から順に  ランキングトップのGAINER TANAX GT-R  1ポイント差で追うB-MAX NDDP GT-R  昨年のチャンピオン グッドスマイル 初音ミク SLS  VivaC 86 MC(TOYOTA 86 マザーシャシー)
左から順に
ランキングトップのGAINER TANAX GT-R
1ポイント差で追うB-MAX NDDP GT-R
昨年のチャンピオン グッドスマイル 初音ミク SLS
VivaC 86 MC(TOYOTA 86 マザーシャシー)

ドライバーズタイトル争いは第2戦優勝のアンドレ・クート/千代勝正組(GAINER TANAX GT-R)がランキングトップに立つが、僅差で第3戦優勝の星野一樹/高星明誠組(B-MAX NDDP GT-R)、開幕戦優勝の嵯峨宏紀/中山雄一組(TOYOTA PRIUS apr GT)も続き、ランキング6位にはHonda CR-Zの高木真一/小林崇志組(ARTA CR-Z GT)がつける。

一方、昨年のチャンピオン、メルセデスSLS GT3の谷口信輝/片岡龍也組を始め、BMW Z4、マクラーレンMP4-12C、アウディR8-LMS、フェラーリ458 GT3、ポルシェ911 GT3ら、欧州勢が巻き返している。

このほかオープニングセレモニーには航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」の展示飛行が決定している。是非晴れてほしいものだ。

ブルーインパルスも登場
ブルーインパルスも登場

チケット代金はV席が大人8,500円、子ども(3歳~中学生)1,600円などとなっている。先行購入する場合、ローソン系列の予約サイト「ローチケ.com」やファミリーマートの「CNプレイガイド」で申し込める。
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