Rolls-Royce(ロールス・ロイス)の4人乗りドロップヘッド・モデル「Dawn(ドーン)」が公開になった。



1940~50年代に販売した「Silver Dawn(シルバードーン)」から着想を得たモデル。「Wraith(レイス)」の単なるドロップヘッド版ではなく、エクステリアの80%を独自のボディ・パネルで構成するそう。


ルーフは時速50kmまでであれば走行中も操作が可能で、全開状態からわずか20秒ほどで閉じ、レイスと変わらない静かさを得られるそう。また高い位置に配したショルダー・ライン、太めのCピラー、上下の幅の狭いサイド・ウィンドウにより、ルーフを閉じた状態をサイドから見た際は、車高を低くした「ホットロッド・カー」のような印象を与えるそう。


レイスに比べて53mm延長したフロント・バンパーを備え、45mm奥まったところにフロント・グリルを配し、グリル・サラウンドのすぐ下にナンバー・プレートを配している。ジェット・エンジンの空気取入口のようなフェイスに視線を集め、静止している状態でさえも前方に集中しているような印象を打ち出している。グリル・デザインは、緊張感をリヤ・ショルダーへと加速させるような効果を狙っている。


6.6L V12エンジンを搭載し、最高出力は570ps(420kW)/5,250rpm、最大トルクは780Nm/1,500rpm。ダイナミック・アクセルペダル・マッピングにより、中域での加速性能を最高30%向上したそう。最高速度は250km/h、0-100km/h加速は4.9秒をうたっている。トランスミッションは8速AT。GPSによる位置情報をもとに前方の状況を把握し、最適なギアを選択する機能を備える。