Land Rover(ランドローバー)のSUV「Range Rover(レンジローバー)」「Range Rover Sport(レンジローバー・スポーツ)」に2016年モデルが登場した。最上級モデル「SVAutobiography」「SVR」をはじめ、新たなグレードを設定するなど、ラインアップを5種類に拡充している。



グレードの追加以外に主な特徴や変更点を見ると、リアバンパーの下で足先を動かすだけで開くハンズフリー・パワー・テールゲートを全モデルに標準装備したほか、外装色に新色ワイトモ・グレイ、カルパチア・グレイを追加し、インテリアカラーも変更した。また画質を向上させたリアビューカメラとサラウンドカメラシステムを採用している。


新グレードのSVAutobiographyは、最高出力550PS、最大トルク680Nmまで高めた排気量5.0LのV8スーパーチャージド・エンジンを搭載し、専用デザインのフロントグリル、22インチのアロイホイールなどを備えた。従来グレードと同じくハンズフリー・パワー・テールゲートを採用するほか、オプションとして耐久性の高いアルミニウム・フレームとオックスフォード・レザーを用いた高級感のあるイベントシートを追加できる。



SVRも最高出力550PS、最大トルク680Nmを発生し、0-100km/h加速は4.7秒、最高速度は260km/hを発揮する。ドイツのニュルブルクリンク北コースでは8分14秒を記録し、SUVのラップレコードを更新した。グロスブラック・メッシュ仕様の大型グリルをはじめ、21インチのアロイホイール、ホールド性の高いパフォーマンスシート、滑りやすい路面や下り坂でもステアリング操作のみで一定速度で低速走行ができるオールテレイン・プログレス・コントロール・システム(ATPC)、ハンズフリー・パワー・テールゲートなどを備える。



希望小売価格はエントリーグレードの「SE」が846万円(税込、以下同じ)。 最上位のSVAutobiographyは2,858万円と大きく幅がある。