「STiKK」はミニマルデザインの自転車用ライト。機能は最低限に絞り、自転車のハンドルバーへの挿入/抜去がスムーズに、気持ち良く行えることにフォーカスしている。

ミニマルデザインの自転車用ライト「STiKK」  出し入れが気持ちいい!
ミニマルデザインの自転車用ライト「STiKK」
出し入れが気持ちいい!

「STiKK」を使用するには、愛車のハンドルバーの内部に専用の「ソケット」を装着。このソケットにはマグネットが内蔵されており、ライト本体を吸着する仕組みだ。マグネットの磁力は強力で、ラフロードを走行しても本体が落ちることはないという。


「STiKK」を使用するには、ハンドルバー内部にソケットを挿し込み
「STiKK」を使用するには、ハンドルバー内部にソケットを挿し込み

ドライバーで固定する  (ハンドルグリップは、穴のあいたスリーブタイプを使用)
ドライバーで固定する
(ハンドルグリップは、穴のあいたスリーブタイプを使用)

マグネットは強力なので、ラフロードを走行しても本体が落ちることはない
マグネットは強力なので、ラフロードを走行しても本体が落ちることはない

自転車への固定にマグネットを採用したことで、もう一つのメリットも生まれた。「STiKK」の先っぽをハンドルバーに挿入すると、マグネットの磁力によりすっと吸い込まれ、気持ち良いのだという。それは、何度も抜き差ししたくなる気持ち良さだそうだ。

「STiKK」の先をハンドルバーに少しだけ挿入すると
「STiKK」の先をハンドルバーに少しだけ挿入すると

磁力で、スポンと入る!  ほら、気持ち良い!
磁力で、スポンと入る!
ほら、気持ち良い!

これまで自転車用のライトは、その機能にこだわって開発されてきた。そしてそのような高機能ライトが、ブルペなどでは威力を発揮するのも確かだ。

参考画像:機能最優先の自転車用ライトの典型的な例「Halo」  明るさは6,000ルーメン!
参考画像:機能最優先の自転車用ライトの典型的な例「Halo」
明るさは6,000ルーメン!

だが、夜でも明るい都市部を走る自転車通勤者にとっては、ライトは自分の存在を歩行者やクルマに知らせれば事足りるもの。6,000ルーメンの明るさは不要だ。であれば、デザインがシンプルで、使いやすい方が良い。

そして気持ちよければ、もっとうれしい。「STiKK」は、使用開始時に挿入するときの気持ち良さと、使用が終わって抜くときの手軽さにこだわって開発された、新しいコンセプトの自転車用ライトと言えるだろう。

「STiKK」挿入時の気持ち良さは
「STiKK」挿入時の気持ち良さは

癖になる!  無駄に、出し入れしそう?
癖になる!
無駄に、出し入れしそう?

ハンドルバーがごちゃごちゃしないのもうれしい
ハンドルバーがごちゃごちゃしないのもうれしい

「STiKK」を開発したドイツ在住のFabian Ludwigさんは現在、「STiKK」の市販化に向けクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者を募集中。本稿執筆時点では59ユーロの出資で1本、115ユーロの出資で2本入手可能だ。出荷は2016年7月に予定されている。


挿入するのが気持ちいい! ミニマルデザインな自転車用ライト「STiKK」