ガーミンが、「Varia Vision」を発表した。自転車の世界にヘッドアップディスプレイ(HUD)を持ち込む製品。装着すれば、サイクリストは前方の道路から視線を切ることなく、様々なデータを入手できるようになる。


「Varia Vision」はサイクルグラスに取り付け、「Garmin Edge」などのサイクルコンピューターとペアリングして使用するタイプのHUD。走行速度、走行時間、走行距離など、様々な情報を視界内に表示可能だ。


「Varia Vision」はサイクルグラスに取り付けて使用するHUD
「Varia Vision」はサイクルグラスに取り付けて使用するHUD

「Varia Vision」を装着した際のサイクリストの視界イメージ
「Varia Vision」を装着した際のサイクリストの視界イメージ

ナビシステムの利用ももちろん可能。どこで曲がるかの指示を表示してくれる。

ナビシステムの利用イメージ  次に曲がる道路名と、方向を示している
ナビシステムの利用イメージ
次に曲がる道路名と、方向を示している

スマートフォンへの着信や通知なども表示可能だ。

スマートフォンへの着信や通知なども表示可能
スマートフォンへの着信や通知なども表示可能

「Varia Vision」のコンセプトは、サイクリストが前方の道路から視線を切ることなく、必要なあらゆる情報を入手可能にすること。このコンセプトを実現するために、「Varia Vision」は「Varia Jリアビューレーダー」とペアリング可能になっている。これにより、後方から迫る自動車に関する情報も、前を向いたままで入手可能となる。

「Varia Jリアビューレーダー」とペアリングすれば
「Varia Jリアビューレーダー」とペアリングすれば

後方から迫る自動車に関する情報を表示できる
後方から迫る自動車に関する情報を表示できる

HUDに表示される情報は、本体脇をスワイプすることで切り替えることが可能だ。

HUDに表示される情報は、本体脇をスワイプすることで切り替え可能
HUDに表示される情報は、本体脇をスワイプすることで切り替え可能

ガーミンによれば、Varia Visionのバッテリーは8時間の連続使用が可能だという。重さは約30グラムで、ほとんどのサイクルグラスに装着可能。米国での販売価格は399.99ドル。日本での販売や価格については、ガーミンの日本正規代理店いいよねっとの発表を待ちたい。