
ローグウォリアーは、その4輪にAmerican Track Truck「Dominator」トラックシステムを装備。無限軌道とロードクリアランスの高さ(58センチ)により、雪道での走破性を高めている。その他、スノーガードも取り付けられた。

日産によれば、「Rogue Warrior」は、整備された雪上であれば時速100キロで走行でき、また、45度の坂を上ることが可能だという。

日産はローグウォリアーをスキ―場でのリフト代わりに利用するデモ動画を公開し、その雪上性能の高さを示している。動画が撮影されたのは、北ケベックにあるスキーリゾート。最大斜度は30度で、40センチの新雪が積もっているが、ウォリア―は多くのスキーヤーを乗せたソリを引き、ラクラクと登っている。

同じようなことは、スノーモービル数台を使えばできそうだし、その方が自由度も高そうだが、ローグウォリアーにはエアコンが付いているのがメリットだろう。雪上を走行しながらも、暖かい車内にいられるのは、大きなプラスだ。

1月18日の朝は、東京23区でも5センチ以上の積雪を記録。一部では、坂道で自動車が立ち往生するなどの事態が発生していた。そのような自動車の救助に、無限軌道を装着したローグウォリアーが向かえば、頼もしいかもしれない。

日産が発表したカスタムカー「Rogue Warrior(ローグウォリアー)」