欧州各国では、ちょっとした電動アシスト自転車ブーム。ドイツではパワフル&ハイテクで壊れにくいもの、オランダでは美しいデザインで電動アシストだと気付かれないものが次々発表&発売されています。

参考画像:ドイツ「KALKHOFF」の電動アシスト自転車「INTEGRALE」  ドイツっぽい?
参考画像:ドイツ「KALKHOFF」の電動アシスト自転車「INTEGRALE」
ドイツっぽい?

では、イタリアの電動アシスト事情はどうなっているのでしょうか?


イタリアでも、基本的には美しいデザインで電動アシストだとわからないものが主流。でも、他国とはだいぶ毛色の異なったものも発表されています。そのひとつが「PMZERO」。前から見ると、ちょっとだけ初代仮面ライダーが乗っていた「サイクロン」っぽいルックスを持つ自転車です。

イタリア人の作った電動アシスト自転車「PMZERO」  「サイクロン」っぽい
イタリア人の作った電動アシスト自転車「PMZERO」
「サイクロン」っぽい

その特徴は、サドルの形状。開発者のMarco Mazzaさんは、現行の自転車サドルの形状は競技者であればともかく、一般人が長時間乗っていられるものではないと主張。エルゴノミックデザインのサドルで置き換えてしまいました。これなら、長時間乗っても、お尻は痛くならないのだとか。

これがエルゴノミックデザインのサドル  長時間走行しても、痛くならないそうです
これがエルゴノミックデザインのサドル
長時間走行しても、痛くならないそうです

この変更に伴い、ライディングポジションは、通常とはだいぶ異なったものとなっています。

ハーレーのように、両手足を前に投げ出すようなライディングポジション
ハーレーのように、両手足を前に投げ出すようなライディングポジション

バッテリーの充電に必要な時間は約3.5時間。1回の充電でアシスト可能な距離は、80キロから105キロとなっています。

バッテリーの充電に必要な時間は約3.5時間
バッテリーの充電に必要な時間は約3.5時間

1回の充電で80キロから105キロのアシストが可能
1回の充電で80キロから105キロのアシストが可能

これらのスペックについては、特筆すべきものはありません。ここ1~2年に発表された電動アシスト自転車においては、標準的と言って良いでしょう。

興味深いのは、その広告・宣伝方法です。欧州の他国とは若干異なり、さすがイタリア!と思ってしまう手法を取っています。

「PMZERO」広告画像  自転車よりも、後ろの女性が気になります?
「PMZERO」広告画像
自転車よりも、後ろの女性が気になります?

ドイツやオランダの広告では、長距離の通勤にびくともしないことや、雨が降ったとしてもスリップしにくいことなどを写真でアピールしているものが多く見られます。でも、「PMZERO」の広告では女性をフィーチャー。それも、なぜかセクシーポーズを取っているのです。

自転車は、ほとんど見えません…。
自転車は、ほとんど見えません…。

セクシーな女性たちが「PMZERO」の広告効果を高めているのかどうかは不明。フェラーリやアルファロメオを購入する男性のモチベーションは、「女性にもてたい!」という気持ちが支えているということはわかります。でも、「女性にもてたい」という一心で電動アシスト自転車を買う男性は、あまりいないのではないでしょうか?

自転車乗りって、もうちょっとストイックなんじゃないかなぁ…。
自転車乗りって、もうちょっとストイックなんじゃないかなぁ…。

でも、それとわかっていても、乗り物の広告には女性が写っていないと落ち着かないというのが、イタリア人男性の心というものなのかもしれません。それはそれで、ちょっと尊敬してしまいます。

…?
…?

……??
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「PMZERO」には、複数のモデルがありますが、フルオプションを装備したモデルで、価格は3,890ユーロとなる予定。出荷は2016年8月頃を見込んでいます。

こうなると、もう…。
こうなると、もう…。