2014年にクラウドファンディングサイトkickstarterに登場して話題になった電動スケートボード「Movpak」。残念ながら資金調達には失敗し、製品化されることはなかったあの「Movpak」が、機能を増強して別のクラウドファンディングサイトIndiegogoに登場した。

あの「Movpak」が、機能をアップしてIndiegogoに登場!
あの「Movpak」が、機能をアップしてIndiegogoに登場!

「Movpak」は、スケートボードが搭載されたバックパック。空港や電車の駅、それにバス停などから最終目的地までの「ラストマイル」に最適な移動ツールとして設計された。交通機関に乗車するときにはバックパックとして背負い、降りた後は電動スケートボードとして利用可能だ。バックパックとしてだけではなく、キャリーバックとして使用することもできる。

「Movpak」は、駅などから最終目的地までの「ラストマイル」移動に最適な乗り物
「Movpak」は、駅などから最終目的地までの「ラストマイル」移動に最適な乗り物

電動スケートボード、バックパック、そしてキャリーバッグの3Wayで使用できる
電動スケートボード、バックパック、そしてキャリーバッグの3Wayで使用できる

数ある「ラストマイル」向けの乗り物の中で、「Movpak」の強みは手軽さにある。例えば折り畳み自転車などを持ち歩くときには、“荷物+乗り物”の2つを持ち歩くことになってしまう。混雑した電車などに乗る場合には、他の乗客の迷惑になってしまうため、持ち込みに気が引けることもあるだろう。

だが「Movpak」では、乗り物と荷物が完全に1つにまとまっているのが強み。公共の交通機関に持ち込みやすいだけでなく、置き忘れることも少なくなるはずだ。

「Movpak」では、乗り物と荷物が1つにまとまっている
「Movpak」では、乗り物と荷物が1つにまとまっている

「Movpak」のもう1つの強みは、スケートボード部分を収納までの時間が短いこと。わずか1秒で、スケートボード部分をバックパック内に収納可能だ。収納や取り出しに時間がかかると、利用者は次第にその乗り物を利用しなくなってしまいがちだが、1秒であれば、面倒くさいと感じる人はいないだろう。

目的地に到着したら、
目的地に到着したら、

「Movpak」のバックパック部分を持ちあげ
「Movpak」のバックパック部分を持ちあげ

下におろす   これで、ボードはバックパック内部に収納される
下におろす
これで、ボードはバックパック内部に収納される

「Movpak」が2年前に初めて登場したときと比べ、他の「ラストマイル」向けの乗り物は進化を遂げた。「Movpak」にはそれらと競合していくため、多くのブラッシュアップが実施されている。例えば最高速度は2年前の時速24キロから、時速32キロにアップした。

最高速度は2年前の時速24キロから、時速32キロにアップ!
最高速度は2年前の時速24キロから、時速32キロにアップ!

スケートボードで時速32キロを出すというのは、ちょっと怖い気がする。だが、スケートボードに慣れている人にとっては、これくらいのスピードがないと、いらいらしてしまうそうだ。

走りながら余裕でポーズも取れる?
走りながら余裕でポーズも取れる?

2年前のバージョンはでは、コントロールには専用のワイヤレスリモコンのみを使用していた。最新版では、スマートフォンアプリからもコントロールが可能になっている。リモコンは充電式だったため、充電切れ時にはコントロールできなくなるのでは?という問題点が指摘されていた。だが、スマートフォンからもコントロールできれば、その心配はなくなる。また、リモコンを忘れたときも、慌てずに済むというメリットがある。

スマートフォンからもコントロール可能になった
スマートフォンからもコントロール可能になった

その他、夜間走行時の安全性を高めるために、ヘッドライト、テールランプが追加された。

夜間視認性を高めるヘッドライト、テールランプを装備
夜間視認性を高めるヘッドライト、テールランプを装備

さて、今回のIndiegogoでのクラウドファンディングキャンペーンだが、本稿執筆時点では終了まであと1か月を残して目標金額の調達に成功している。

今度こそ、製品化なるか?
今度こそ、製品化なるか?

キャンペーンで「Movpak」を入手するには、599ドルの出資が必要となる。入手に必要な金額はキャンペーンが進むにつれて上昇し、終了後の市販価格は1,200ドルになる予定だ。出荷は2016年9月を予定している。

1,200ドルは、ちょっと高い?
1,200ドルは、ちょっと高い?

公共の交通機関が発達した日本では、「Movpak」の必要性は低いと言わざるをえない。また、交通の頻繁な道路での使用は、道路交通法違反とされる可能性が高いだろう。また、「Movpak」には大容量のバッテリーが搭載されているため、航空機のへの持ち込みも、安全上の理由から断られることがある点には留意されたい。

日本だと、利用は厳しいかも?
日本だと、利用は厳しいかも?