昨年クラウドファンディングサイトkickstarterに登場し話題となった自転車用ドライブレコーダーCycliq「FLY12」の一般販売が開始された。ドライブレコーダーの機能に加え、400ルーメンの明るさを持つ自転車用ライトが付属したサイクルアクセサリー。

自転車用ドライブレコーダーCycliq「FLY12」、一般販売開始
自転車用ドライブレコーダーCycliq「FLY12」、一般販売開始

自転車で通勤する人が増えるにつれ、自転車向けの保険とドライブレコーダーの必要性に対する認知度も徐々に向上している。だが車とは異なり、自転車ではドライブレコーダーの取り付け場所が問題となる。ハンドルバー上にはすでに多くのアクセサリー類が取り付けられているので、ドライブレコーダーを取り付ける場所を無いというケースがあるからだ。

ベル、ライト、スマホ、サイコン  ハンドルバー上は、自転車アクセサリーでもう一杯?
ベル、ライト、スマホ、サイコン
ハンドルバー上は、自転車アクセサリーでもう一杯?

「FLY12」はドライブレコーダーとライトという2つの機能を備えたことで、ハンドルバー上に占めるスペースの削減を狙った商品。2つが1つのボディに組み込まれたことで、例えば充電の手間も半分になるというメリットもある。

自転車用ライトの占めていたスペースを  ライト+ドラレコの「FLY12」で置き換え
自転車用ライトの占めていたスペースを
ライト+ドラレコの「FLY12」で置き換え

「FLY12」はドライブレコーダーとしてだけではなく、自転車用のアクションカメラとしても利用できる。走行中に面白い映像が撮れた場合、専用のスマートフォンアプリ経由で友だちとシェアすることが可能だ。アプリは、サイクリスト向けのSNS「Strava」と統合されている。

走行中にたまたま撮影された面白い動画を  仲間たちとシェア可能に
走行中にたまたま撮影された面白い動画を
仲間たちとシェア可能に

YouTubeなどには、クルマ用ドライブレコーダーで撮影されたハプニング動画などが溢れている。自転車用のドラレコが普及すれば、街を走る自転車が捉えた面白動画も、YouTubeをにぎわすようになるかもしれない。

画質は、Cycliqの公式サイトや欧米の自転車メディア、そして購入者が公開した動画を見る限り、それほど悪くはないようだ。Go Proと画質比較しているサイトもあるが、「FLY12」の動画画質ははGo Proと同等程度と思えた。中にはGo Pro以上と感じられるものも。

動画画質はドラレコとしては十分  アクションカメラとしても、そこそこ?
動画画質はドラレコとしては十分
アクションカメラとしても、そこそこ?

だが、段差を超える際などには動画は大きくぶれ、いわゆる“こんにゃく現象”が発生している。「FLY12」をドラレコとしてではなく、アクションカメラとして利用したいと考えている方は、画質が許容範囲かどうか、事前に確認された方が良いだろう。

バッテリーの持続時間は、カメラだけなら10時間。カメラとライト(点滅モード)を同時使用した場合は6時間で、ライトを連続モードで使用した場合には2時間となる。

充電はUSB経由
充電はUSB経由

Cycliqのオンラインショップで購入できる。本稿執筆時点では、価格は1台4万999円。日本への送料が1,600円となっている。


さて、「FLY12」を購入するのは金銭的に厳しいという方には、デジタルカメラをハンドルバーに取り付けるのをおススメしたい。スマートフォンで写真を撮るようになってからデジカメを使わなくなり、机の中にしまいこんでいるという人も多いのではないか?そのデジカメをドライブレコーダーとして再利用するのだ。

使わなくなったデジカメをドラレコとして再利用
使わなくなったデジカメをドラレコとして再利用

筆者は2年前に買ったソニーの「Cyber-shot WX350」をドライブレコーダーとして利用している。この機種は手ブレ補正機能が優れており、走行しながら撮影した動画もかなり安定している。段差を超えた場合でも、こんにゃく現象はほとんど発生しない。また、夜間も明るく撮影できる。

ただし、雨の日などには使用できない。雨の日も自転車通勤するという人には、防水機能を持つ「FLY12」の方がよいのかもしれない。