最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」

台湾のKYMCO(キムコ)は東京モーターサイクルショー2018で、電動バイク「Ionex(アイオネックス)」を公開した。電動バイクをより実用的な乗りものにするアプローチ。

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」
電動バイク「Ionex(アイオネックス)」

電動バイクの普及を妨げる要因として、バッテリー切れの不安をあげる人は多い。減ったとはいえガソリンスタンドの数はまだそれなりにあるが、充電ステーションは少ない。また、給油に比べると充電には長時間かかってしまうというデメリットも。

「Ionex」では、複数のバッテリーと複数の充電形式を組み合わせたシステムを電動バイクの利用者に提供。バッテリー切れに対する不安の解消を目指す。

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」
複数のバッテリーと複数の充電形式を組み合わせたシステムで不安を解消

本体内部には「コアバッテリー」が搭載されており、このバッテリーによりモーターを回して走行する。これは一般的な電動バイクと同じだ。

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」
本体内部には、コアバッテリーを搭載

だが「Ionex」には床下に、着脱式のバッテリーが装備されているのが特徴。この着脱式バッテリーが「コアバッテリー」を常にフル充電の状態を保つようデザインされている。

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」
床下に着脱式バッテリーを搭載
コアバッテリーを常にフル充電する

たとえば着脱式バッテリーが空になった場合、取り外して家庭やオフィスで充電が可能だ。そしてここが「Ionex」の特徴なのだが、着脱式バッテリーを取り外して充電している間も「コアバッテリー」で走行が可能となる。

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」
着脱式バッテリーが空になったら、取り外して充電
その間もコアバッテリーで走行できる

一日中スマートフォンを使い続けるビジネスパーソンには、複数のモバイルバッテリー持ち歩く人も。「Ionex」はそれに近い運用の仕方といえるかもしれない。

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」
「Ionex」のシート下には充電器(ポーチ入り)を搭載

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」
取り出してオフィスに設置すれば、仕事をしながら充電できる

KYMCOは街中での充電ステーションの構築を目指す。この充電ステーションでは、約1時間でバッテリーをフル充電できるという。また、充電ステーション自体は場所を取らないので、普通の店舗の店先などに充電ステーションを設置可能だ。実現すれば、例えばランチを取っている間や、美容室で髪をカットしてもらっている間、ネイルサロンで爪を手入れしてもらっている間に充電できるようになるかもしれない。

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」
充電ステーションは店先に設置できる

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」
髪をカットしてもらう間に充電することも

これだけ豊富な充電オプションがあれば、利用者は自分のライフスタイルに適した充電方法を選択できるだろう。

また、KYMCOは予備バッテリーのレンタルも提供する予定。「Ionex」のシート下収納にはバッテリーを3個まで収納可能だ。これらすべてのバッテリーを使えば、航続距離は最長で200キロに及ぶという。予備バッテリーのレンタルは、週末に遠くまで遊びに出かけるときなどに便利だ。

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」-
シート下にはバッテリーを3個収納可能

その他、KYMCOはバッテリーの交換ステーションも提供する見込み。こちらはバッテリーを交換して走行する「GOGORO」に近いサービスとなる。

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」-

詳細なスペックや価格、日本での発売予定などについては未だ公表されていない。

最大で200キロ走れる電動バイクKYMCOの「Ionex」