「52 SPEAKER」は自転車用のスピーカー。米国カリフォルニア州ニューポートビーチに本拠をおくmakemakeが開発した。
サイクリストによるチームが開発したBluetoothスピーカー。毎日のように自転車に乗るという人達がアイディアを出したものだけあって、サイクリストにとって使い勝手の良い工夫が凝らされている。
取り付け/取り外しが容易というのが、工夫その1。マウントの上に本体を置き、軽くねじるだけで取り付けできる。
マウントの上に本体を置き
自転車用のマウントには、ネジ式のものも多い。これは走行時の安定感は高いが、取り付け取り外しが面倒というデメリットも。
筆者はこれにスピーカーを取り付けています
ワンタッチで取り付け/取り外しが可能な「52 SPEAKER」のマウント方式は、自転車に乗るときにスピーカーを取り付け、目的地に到着したら取り外す、という利用スタイルの人にはぴったりと言えるだろう。また、すでにハンドルバーにGARMINマウントを取り付けている場合、そこに「52 SPEAKER」を取り付けることが可能だ。
操作系には、自転車に乗りながらでもコントロールできるよう、物理ボタンなどが採用された。音量は昔ながらのボリュームダイヤルで行う。これは、グローブを着用しており、タッチスクリーンなどの操作が困難なサイクリストには助かる仕様だ。
自転車で走りながら音楽を聴いているときには頻繁にボリュームを調整する必要がある。トラックが行き来するような道路ではボリュームは大き目にしないと聞こえないし、信号で停止しているときには、音を絞るらないと歩行者に迷惑がかかる。ダイヤル式ボリュームであれば、状況に応じた音量に、一瞬で変化させることが可能だ。
makemakeは現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では59ドルの出資+10ドルの送料で「52 SPEAKER」を1個入手可能だ。出荷は2018年6月に予定されている。
3月30日には、プロ野球の2018年シーズンがスタートする。自転車通勤者の中には、通勤帰りにRadikoでプロ野球中継を聴きながら走りたいという人もいるだろう。そんな人に「52 SPEAKER」はぴったりかもしれない。