愛車を電動アシストにするコンバージョンキット「Revos」

「Revos」は愛車を電動アシスト自転車にするコンバージョンキット。英国ブリストルに本拠を置くRevolutionworksが開発した。

愛車を電動アシスト自転車にする「Revos」
愛車を電動アシスト自転車にするコンバージョンキット「Revos」

モーターのパワーを、直接タイヤに伝えるタイプ。このタイプはモーターとタイヤが接する部分でパワーロスが発生しがちだったり、タイヤが早く摩耗したり、雨の日にはうまく機能しなかったり、などの欠点を持っている。だが何しろ仕組みが簡単なので、取り付けが簡単になることと、価格が安く抑えられるというメリットがある。

愛車を電動アシスト自転車にする「Revos」
モーターのパワーを、直接タイヤに伝えるタイプ

Revolutionworksも、「Revos」の最大の魅力はその価格であると述べている。「Revos」の報道向け資料には次のようにある。

「電動アシスト自転車は、交通渋滞が激しい都市部での移動を楽にしてくれる。だが電動アシスト自転車は価格が高く、誰もが買えるものではない。「Revos」を装着することで、愛車は電動アシスト自転車となり、この問題を解決できる。「Revos」は街中での日常的な移動、特に通勤利用に向けてデザインされたものだ。価格は399ユーロから。Kickstarterでのキャンペーン期間中はより手頃な価格で入手できる」

RevolutionworksディレクターMark Palmerさんが語る「Revos」の魅力
電動アシスト自転車を、より多くの人の手に

愛車を電動アシスト化するには、まず、モーターをシートチューブに取り付ける。このとき、シートチューブとタイヤの間に5x5センチ四方の空間が必要となる。

愛車を電動アシスト自転車にする「Revos」
電動アシスト化への道 その1
モーターをシートチューブに取り付ける

続いて、チェーンステーにペダルアシストセンサーを取り付ける。このセンサーはサイクリストがペダルを漕いでいるかをモニターし、漕ぎだしを検知するとモーターを始動させ、アシストを開始させる。ペダリングが止まるか速度が時速25キロに達したらモーターはストップ。また、走行中にサイクリストがペダルを逆回転させたら、「Revos」の電源自体がオフになる仕組みだ。

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電動アシスト化への道 その2
センサーをチェーンステーに取り付け

次に、ボトルゲージにバッテリー取り付け用の台座をねじ止めし、バッテリーを設置する。あとは、バッテリー、センサー、モーターをケーブル接続すれば使用可能となる。

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電動アシスト化への道 その3
ボトルゲージにバッテリーを設置し、各種ケーブルを接続

取付には専門的な工具は不要。取り付けに必要な時間は、10分以下だそうだ。

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10分で、きつい坂道もすいすい上れるように

バッテリーには100Whと209Whの2種類が用意された。アシスト可能な距離は自転車のタイプや走行路にもよるが、100Whで15~18キロ程度、209Whで35~38キロ程度とされている。15~18キロという距離はいまどきの電動アシストとしてはかなり短め。だがRevolutionworksは、これでも自転車通勤には十分対応できると説明している。

愛車を電動アシスト自転車にする「Revos」
100Whのバッテリーだと、オフィスで毎日充電が必要かも

トータルの重量が軽いのも「Revos」の特徴のひとつ。重さは2.0~2.5キロ程度に抑えられた。

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100Whのバッテリーを装備したタイプなら、重さは2.0キロ以下

そしてなんといっても「Revos」の最大の特徴は、その価格にある。Revolutionworksは「Revos」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では329英ポンドの出資と45英ポンドの送料などで100Whタイプを、409英ポンドの出資と55英ポンドの送料などで209Whタイプを入手可能だ。出荷は2018年10月に予定されている。

愛車を電動アシスト自転車にする「Revos」
この金額で、愛車が電動アシストに!

残念ながら「Revos」を装着した自転車は、日本では公道を走行できない。日本向けモデルの開発・販売予定についてRevolutionworksに尋ねたところ、同社ディレクターのMark Palmerさんより、現時点では欧州仕様の「Revos」の販売に注力したいとの回答を得た。このため、日本から「Revos」を購入する人は、許可された私有地での利用にとどめて欲しいとのことだった。

「Revos」はわずかな費用で愛車を電動アシスト化できる。しかもその改造手順は楽しそうだ。こんな楽しみを持てる英国のサイクリストたちが、ちょっとうらやましい。

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