
雨の日、または雨上がりの日にバックパックを背負って自転車で走っていると、泥ハネでバックパックが汚れてしまう。ときには、その中の荷物まで汚れてしまうことも。フェンダーを取り付けていればかなり防げるが、フェンダーからバックパックまでの距離が遠いため、その効果は100%とはいえない。
「Bicycle FenderBag」はこの問題の解決を目指す製品。フェンダーに自転車用バックを取り付けてしまうことで、バッグの汚れを防ぐ。フェンダーとバッグの距離が近い…というか、距離が無いので、高い防泥効果を期待できる。フェンダーは雨の日は泥だらけになる、あまりきれいとはいえないものだが、それをバッグにしてしまうことでバッグの中身を汚さずに済むのでは?、という逆転の発想で作られたバッグだ。

そのフェンダーをバッグにすることで、荷物を汚さない
装着には、シートポストとシートチューブにグリップ性の高いシリコンベルトを巻き付ける。ここに「Bicycle FenderBag」の2本のストラップで固定する仕組みだ。シリコンベルトのおかげで、バッグの位置がずれることはないそうだ。

Doug Demuszさんは、「Bicycle FenderBag」を装着するサドルの後ろは、荷物へのアクセスに、もっとも適した場所だと主張している。

1.1リットル容量の「スモール」と、2.2リットル容量の「ラージ」の2種類が用意された。「スモール」では下のストラップからバッグのトップまでの長さが23センチ、「ラージ」では28センチあるので、愛車に装着できるか計測してから発注して欲しいとのこと。

バックパックの代わりは厳しそう

こちらが本命?
Doug DemuszさんとKathleen Fitzsimmonsさんは現在、「Bicycle FenderBag」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、55ドルの出資と15ドルの送料などで「スモール」または「ラージ」サイズの「Bicycle FenderBag」を入手可能だ。出荷は2018年8月に予定されている。
