「AM1」はシンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車。英国ロンドンに本拠を置くAnalog Motionが開発した。

シンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車「AM1」
シンプルで低価格な電動アシスト自転車「AM1」

Analog Motionは、電動アシスト自転車は都市部での移動をより快適に、より高速に、より低価格で実現するべきものだと考えている。だが現在市場に出回っている製品は、これらの要求をすべて満たしているとは言い難い。電動アシスト自転車には機能が多すぎて使いにくく、重くて走りにくく、そして価格が高すぎて手を出しにくいものが存在していると、Analog Motionは主張する。

「AM1」はこれらの問題の解消を目指す電動アシスト。都市生活者の求めるスペックと、低価格の両立を目指した。

シンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車「AM1」
都市生活者の求めるスペックと、低価格の両立を目指す

シンプルなシングルスピードのクロスバイクに、リアハブモーターとバッテリーを取り付けただけ、ともいえる設計。変速機などが搭載されていないので、メンテナンスが容易になっている。

シンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車「AM1」
ハブモーターとバッテリー以外は、普通のクロスバイク

シンプルな構造は軽量化にも貢献している。車体重量はバッテリー込で約13.5キロと、アシスト機能のないクロスバイク並みに軽い。歩道橋や階段などで自転車を担いで移動するのも容易だ。

シンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車「AM1」
シンプルなデザインで、電動アシストとしては軽量な13.5キロを実現

シングルスピード車は信号待ち後の再発進や、上り坂が大変だが、そこをモーターがアシストしてくれるという考え方だ。

シンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車「AM1」
変速機は無いが、モーターがアシスト

軽量化によってバッテリーサイズは影響を受けた。1回の充電で走行できる距離は約32キロと、いまどきの電動アシストとしてはかなり短いものとなっている。だがAnalog Motionによれば、ロンドンでの自転車通勤者が1日に走る距離は平均で約27キロ(往復)。「AM1」の航続距離32キロはこの要求を満たしつつ、軽さも維持できるベストバランスなスペックだという。

バッテリーは欧州の電動アシスト自転車としては比較的珍しい、取り外せるタイプ。オフィスに持ち込んで充電が可能だ。

シンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車「AM1」
オフィスや自宅でバッテリーを充電

だが「AM1」の最大の魅力は、なんといってもその低価格だろう。「AM1」には全部で3車種が用意されているが、スタンダードな「AM1」であれば499英ポンド(約6万5,000円)で入手可能だ(現在進行中のKickstarterプロジェクトでの最低出資額)。Analog Motionによれば、このクラスの電動アシストの価格が500英ポンドを切るのは珍しいという。

ラインナップとしては上述の「AM1」の他、ステップスルーフレームと大き目サドルを搭載した女性向けの「AM1 Step」、そしてTektroのディスクブレーキや30%パワフルなモーターを搭載した上級モデル「AM1+」「AM1 Step+」がラインナップされている。

シンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車「AM1」
ステップスルーフレームと大き目サドルを搭載した女性向けの「AM1 Step」

シンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車「AM1」
Tektroのディスクブレーキや30%パワフルなモーターを搭載した上級モデル「AM1+」

Kickstarterのプロジェクトでは、「AM1」「AM1 Step」が499英ポンドの出資+99英ポンドの送料で、「AM1+」「AM1 Step+」は699英ポンド(約10万3000円)の出資+99英ポンドの送料で入手可能だ(注:本稿執筆時点での金額)。

シンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車「AM1」
送料99英ポンド(約1万4,600円)は、ちょっと高め?

日本での発売についてAnalog Motionに尋ねたところ、2019年の販売開始を予定しているとの回答を得た。シンプルなルックスと低価格で、日本の自転車通勤者にも人気がでそうな「AM1」。日本版の登場を待ちたい。

シンプルで軽く、低価格な電動アシスト自転車「AM1」
ハブモーターは壊れやすいので
サポートも充実させてほしい