
ハイブリッドシステムが採用されたホンダ「PCX HYBRID」が、9月14日に販売開始される。

ハイブリッドシステムを採用したホンダ「PCX HYBRID」
エンジンの始動や発電を担っている「ACGスターター」に「アシストモーター」の機能が追加された。この「アシストモーター」が、ラゲッジエリア後方に設置されたリチウムイオンバッテリーから電力供給を受けて、走行をアシストする。

モーターによるアシストは、スロットル操作にともなうアシスト開始後、約4秒間作動する。アシストはスロットル開度に合せたセッティングで、ガソリンバイク同様の操作感を維持しながらも、モーターならではの高い加速性とより俊敏なスロットルレスポンスを実現した。
モーターによるアシストパワーは、走行状況やライダーの好みに合わせて切り替え可能。低燃費に寄与する「Dモード」と、アシストを強めた「Sモード」から選択できる。

低燃費に寄与する「Dモード」と、アシストを強めた「Sモード」
バッテリーをラゲッジボックスの後方に、アシスト制御やバッテリー監視機能などを持つ「パワードライブユニット(PDU)」をフロントカバー内に配置。ハイブリッドシステム全体を、PCXのボディに納まるコンパクトなサイズにすることで、ベース車両となったPCXの持つ利便性や取り回しの良さを維持した。

バッテリー、PDUなどの配置イメージ図

バッテリーを配置したことで、ラゲッジ容量は23Lとなった
安全・快適装備としては、フロントのみ作動するABSや、車両に接近することでメインスイッチノブの解施錠を可能とする「Honda SMART Key システム」などが搭載されている。

フロントブレーキには220ミリのディスク+2ポットキャリパーを採用

Honda SMART Key システム搭載
カラーリングは「パールダークナイトブルー」の1色設定。メーカー希望小売価格は43万2,000円(消費税込み)。
