
自転車用方向指示器は、様々なメーカーから販売されている。だがそれらのほとんどは、シートポストに装着するタイプ。取り付けが面倒な上、ハンドルからの配線がごちゃごちゃしてしまいがちだ。
「LICHT」はこの問題の解決を目指す製品。ハンドルバーに取り付けることで、わずらわしい配線を不要にし、ケーブルの少ないすっきりした外観を維持できる。

現在装着されているハンドルバーグリップと交換して利用する。グリップを握ったときの、親指にあたる箇所にシグナルボタンが設置されており、これを押すことでウィンカーを作動させられる。

「LICHT」にはこの他、ヘッドライト機能やブレーキライト機能なども搭載されている。だが、ヘッドライトは125ルーメンと夜間走行で使用するには光量が足りない。こちらは補助的なものと考えた方が良いだろう。なお、ブレーキライトはセンサーにより、自動点灯する仕組みとなっている。


LICHTは現在、「LICHT」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、63ドルの出資と35ドルの送料で「LICHT」を1セット入手可能だ。出荷は2018年7月に予定されている。

利用可能なハンドルバーのサイズなどについては、Kickstarterでの「LICHT」キャンペーンページを参照されたい。