
「HUMMINGBIRD(ハチドリ)」に、電動アシスト版の「Electric」追加
「HUMMINGBIRD」とは、“折畳める折り畳み自転車”。折り畳みが面倒だったり、折り畳んでも重かったりで、結局折り畳まないで使われる折り畳みが多いなか、「HUMMINGBIRD」はカーボンファイバー製フレームによる軽さと、独自の折り畳み機構によって、本当に折り畳んで持ち運べる自転車を実現した。重さはわずか6.9キロで、Hummingbird社はこれを“ネコ2匹分”と表現している。

参考画像:折畳める折り畳み「HUMMINGBIRD」

重さはネコ2匹分
折り畳みが簡単なのも「HUMMINGBIRD」の特徴。わずか3ステップで折り畳め、折り畳むと大き目の旅行用スーツケースに収まる。

「折り畳みが面倒で、折り畳まずに使ってます」を解消

折り畳むと大き目の旅行用スーツケースに
ネコ、2度目の登場
ネコ、2度目の登場
そんな小型・軽量が売りの「HUMMINGBIRD」の電動アシスト化を実現したのは、オールインワンタイプのリアハブモーター。ユニット内部にはモーターのほか、バッテリーや回生ブレーキが内蔵されているので、従来のホイールと交換するだけでよく、モーターの設置場所を用意する必要がなかった。また、バッテリーが内蔵されているので、モーターとバッテリー間の配線も不要。このため、「HUMMINGBIRD」の折り畳み機構に影響を与えずに済んだ。

オールインタイプのハブモーター装備
従来のホイールと交換するだけで電動アシスト化できる
従来のホイールと交換するだけで電動アシスト化できる
走行速度やバッテリー残量などの表示には、スマートフォンアプリを使用。スマートフォンとリアハブモーターとの接続にはBluetoothが使用されるため、モーターとメーター間のケーブル接続も不要としている。

メーター(スマートフォン)もケーブルレス
充電はモーターに直接充電器を接続して実施する。充電に必要な時間は3時間で、フル充電すると30~40キロの走行が可能だ。

バッテリーは取り外せない
だが自転車本体が小さいので、室内充電でも問題はないのでは?
だが自転車本体が小さいので、室内充電でも問題はないのでは?
と、ここまでは良いことづくめのようにも見える「HUMMINGBIRD」の電動化だが、モーターが取り付けられたことで重量は増加してしまった。「HUMMINGBIRD」はネコ2匹分の自転車として知られるのに、「Electric」の重量は10.3キロとネコなら3匹分。ネコを飼っている人ならわかってもらえると思うが、ネコ2匹は抱きかかえられても3匹目はちょっと辛い。「Electric」は電動化されることで、びっくりするほど軽い自転車から、普通に軽い自転車になってしまった。

子どもでも持ち上げられる自転車から

普通に軽い自転車に
でも、電動アシスト車としては、十分に軽い
でも、電動アシスト車としては、十分に軽い
カラーバリエーションはイエロー、オレンジ、ブルー、ブラック、カーボン、そしてカスタムカラー。価格は3,745.83ユーロからで、日本への送料は150ユーロに設定されている。

カラーバリエーションも豊富
(画像はオレンジ)
(画像はオレンジ)
このタイプのハブモーター装着車は、日本では電動アシスト自転車としては認められず、公道を走行することはできない。「HUMMINGBIRD」を所有したいのなら、電動アシスト機構の付かない、モーター非装着車を購入することになる。この場合、価格は2,912.50ユーロからで、送料は150ユーロとなる。

モーター非搭載車も、格好良い!