
「HUDWAY Sight」は、自転車やバイク向けのヘッドアップディスプレイ(Head-Up Display:HUD)。ほぼすべてのヘルメットに装着できる。

開発したのは自動車向けのHUDで定評のあるHUDWAY。同社は自転車やバイクで通勤や買い物をする人にもHUDを提供したいと考え「HUDWAY Sight」に取り組んだ。

自転車やバイク向けのHUDとしては、すでにいくつかの製品が販売されている。だがそれらの多くは専用ヘルメットを必要とするもの。サイクリストやバイクライダーはこれらを利用するには、ヘルメットごと買い替えなければならない。
「HUDWAY Sight」は、利用者がすでに使用しているヘルメットに装着できるのが特徴。余計なコストを節約できるだけでなく、自分の気に入ったデザインのヘルメットの利用を継続できる。

「コントロールブロック」「ヘルメット取り付け用アタッチメント」「レンズ+プロジェクター」で構成された商品。ヘルメットの後部に「コントロールブロック」を両面テープで取り付け、前部に「ヘルメット取り付け用アタッチメント」をねじ止めする。レンズ部分は、ヘルメットをかぶったのちに取り付ける仕組みだ。



使用するには、スマートフォンに専用アプリをインストール。これにより、シンプルで直感的に理解可能な方向指示がHUDに表示されるようになる。自転車のハンドルバーなどにスマートフォンを取り付けるだけでもナビシステムは利用できるが、HUDを使用することで視線を前方から移動せずに、より安全にルート確認がきるようになる。



現在の走行速度や、出発してからの走行距離なども表示可能だ。その他、アプリを設定することで、着信や各種通知を表示できる。


HUDWAYは現在、「HUDWAY Sight」の世界的なプロモーションを兼ねて、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では499ドルの出資と35ドルの送料で「HUDWAY Sight」を1個入手可能だ。出荷は2019年5月に予定されている。
