
「UrmO」は折り畳むとブリーフケースサイズになる電動スクーター。ドイツ ミュンヘンに本拠をおくスタートアップ企業UrmOが開発した。

セグウェイのように、体重移動で操作する乗り物。最高速度時速15キロでの移動が可能だ。バッテリーはフル充電で約20キロの走行が可能となっている。

その仕様からもわかる通り、欧州各国や米国などでの“ラストマイル”移動に向けた乗り物。電車などの駅からオフィスまでつなぐ交通手段を利用者に提供するものだ。これにより、クルマでの通勤者を減らし、渋滞を軽減させることを目指している。


“ラストマイル”移動向けの乗り物に共通する欠点として、電車に載せたときにかさばるというものがあげられる。人が乗って移動するのに便利な形状にした場合、持ち運ぶのには不便な形状になりがちなためだ。
「UrmO」はこの問題の解決を目指す電動スクーター。折り畳んだときにアタッシュケースのような形状とサイズとなる。これにより、電車に持ち込んだときに、アタッシュケースと同じように取り扱うことが可能だ。また、街中で手に提げて持ち運んでも、周囲の視線が気にならないデザインとされている。

重さは約6.5キロ。女性が手に提げて、階段を登れる重さに設定された。

UrmOは10月8日にクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンをスタートさせる。キャンペーンでは1,000ユーロ程度で「UrmO」を1個入手可能だ。キャンペーン終了後の小売り価格は2,000ユーロ程度となる予定。

なお、「UrmO」は日本では許可された私道などでのみ走行可能で、公道では走行できない。