8月3日に銚子電気鉄道で発売されて話題になった「まずい棒」。9月1日からオンラインショップでも販売開始されました。値段はちょっとお高め…ですが、購入することで電車運行存続に協力できる、クラウドファンディングのような、ふるさと納税のようなスナック菓子です。

銚子電鉄の「まずい棒」、オンラインショップで買えるようになりました
銚子電鉄の「まずい棒」、オンラインショップで購入可能に

■「まずい棒」って?

まずい棒はパッケージも中身も、うまい棒にそっくり。うまい棒へのリスペクトがぎゅっと詰まった商品です。


銚子電鉄の「まずい棒」、オンラインショップで買えるようになりました
パッケージの長さや太さもほぼ同じです
パッケージ下部には、炎が描かれているところまで一緒!

味もうまい棒の「コーンポタージュ味」とほぼ同じ。食べる前は、「どっちがおいしいんだろう?」「食感に違いはあるのか?」など想像を巡らせていたのですが、実際に食べてみるとだいたい一緒。どっちもおいしい、コーンポタージュ味のスナック菓子です。

銚子電鉄の「まずい棒」、オンラインショップで買えるようになりました
うまい棒もうまいけど、まずい棒もうまい
なのでうまいまずい棒とうまいうまい棒を並べてみました

アジアを旅すると、スーパーでうまい棒によく似た商品を見つけることもあります。あれはあれでおいしいのですが、でもその味や食感や造形(?)は、うまい棒とは程遠いもの。それらと比べると、「まずい棒」で示された銚子電鉄のうまい棒へのリスペクトの強さ、深さを改めて感じます。

味もサイズもほぼ同じ。なのにうまい棒は1本10円で、まずい棒は1本50円…なんて考えてしまうとちょっとあれですが、でも1本あたりわずか40円の差額で話題のまずい棒を手に入れて、友だちに自慢したり、インスタグラムでドヤッたりできた上に、電車存続にも協力した満足感を味わえるとなれば、逆に安いのかも?という気も。

銚子電鉄の「まずい棒」、オンラインショップで買えるようになりました
15本入りパックなら、一本あたり40円とちょっとお安く

やおきんさんに申し訳ないという気持ちも湧きますが、そこはうまい棒をたくさん買うことで解消しましょう。両方食べれば、いいのさ!

■なぜコーンポタージュ?

うまい棒には「コーンポタージュ味」のほか、「チーズ味」「めんたい味」「シュガーラスク」など、常時20種類程度のフレーバーが展開されています。

15本入りだと、一本40円と、ちょっとお得に
「チーズ味」うまい!

そんな中で、まずい棒のフレーバーとして「コーンポタージュ味」が選ばれたのは、トウモロコシがキャベツと並ぶ銚子の名産品というのが理由なのだそうです。また、これは筆者の想像ですが、うまい棒の製造元であるやおきんが発表している駄菓子ランキングで、うまい棒「コーンポタージュ味」が1位に選ばれているから…というのも理由のひとつかもしれません。

銚子電鉄の「まずい棒」、オンラインショップで買えるようになりました
1位はチーズ味だと信じてましたよ…。
(画像はやおきんのWebサイトから)

また、「まずい棒」と、銚子電鉄のもうひとつの名物「ぬれ煎餅」を一緒に食べると、口の中で焼きトウモロコシの味が再現できるのだとか。これを試したくて両方買うお客さんが出てくれば、まずい棒だけでなくぬれ煎餅も売れる…という戦略もあるみたいです。あれ? 経営、まずくないのでは?むしろうまいのでは?

銚子電鉄の「まずい棒」、オンラインショップで買えるようになりました
まずえもんが、悪い奴に見えてきました…。

ちなみに、焼きトウモロコシを堪能するには、ぬれせんべいのうち赤の濃口か青のうす口があっているみたい。通販で手軽にこれらを入手するには、濃い口味、うす口味、甘口のすべての味が入った「 銚子電鉄のぬれ煎餅(箱入り3種セット・6枚入)」がおすすめです。

また、まずい棒だけを通販で購入すると「送料が高いな」、と思ってしまうことも。そんなときにはまずい棒に加えてこのぬれせんべいを注文すれば、送料にお得感がでます。

銚子電鉄の「まずい棒」、オンラインショップで買えるようになりました
ぬれ煎餅が箱入りというのも、お得感の要因になっている気がします

■いま注文すれば…

銚子電鉄のオンラインショップによれば、いままずい棒を発注すると11月上旬の発送となるのだとか。ハロウィンには間に合いませんが、クリスマスには入手できそうです。鉄道が好きな人やしゃれがわかる人へのクリスマスプレゼントにいかがでしょうか?