
乗って走れるスーツケース「Airwheel SE3」が9月26日にクラウドファンディングサイトMakuakeに登場した。海外出張・旅行が多い人の強い味方になるかもしれない。

「Airwheel SE3」は、250Wのモーターを内蔵したスーツケース。「スーツケース機能を持った、電動のパーソナルモビリティ」と捉えることもできるかもしれない。このパワフルなモーターにより、最高速度10キロで移動できる。バッテリーは37Vのリチウムイオンタイプで、約2時間の充電で最長10キロの移動が可能だ。

スーツケースとしての機能も充実している。容量は29.3Lと出張などで数日過ごすには十分なサイズ。また、TSAロックなども装備された。


さてこの「Airwheel SE3」。日本では利用シーンを見つけるのが、ちょっと難しい。「荷物が多い日に、駅からオフィスまでAirwheel SE3で移動したら、楽かも」などと想像すると楽しくなるが、日本では公道を走行できないのだ。また、「Airwheel SE3」は、本来は空港内や空港周辺での移動用に開発されたものだが、日本の空港での利用は避けたほうがよさそうだ。

日本での利用は難しい
だが、出張やLCCを使った旅行などで頻繁に海外に出かける人には便利な製品となるだろう。空港からホテルやオフィスまでの交通の便が悪くてレンタカーやタクシーを利用するしかなく、そのために渋滞に巻き込まれてうんざり、という人は多いはずだ。
また、海外の国ではショッピングモールやイベント会場の駐車場が驚くほど広いことも。知らずに日本の感覚で駐車場の端にクルマをとめてしまい、目的地までずいぶん歩かされることもある。そんなときも、「Airwheel SE3」は便利な移動手段となるかもしれない。


入手方法や金額などについて詳細は、Makuakeサイトのプロジェクトページ「重い荷物運びも「楽」になる乗れる電動スーツケース「Airwheel SE3」」を参照されたい。